「集中力がある人」の仕事ぶりは? ー ひとつひとつの完成に向かう

2024.11.21更新

 

集中力がない状態をよくダラダラしていると表現する。たしかにそんな感覚だ。すると集中力を上げるには、いかに「ダラダラしない」状況を作り出すかになる。

しかし「ダラダラしない」状況を作り出す方法は、人それぞれ違う。

また、「ダラダラしない」を解決策とすると、集中力とは何かがわからなくなる。

集中力を、もっと本質的に表現できないだろうか?

 

集中力を考えるとき、参考になるのはパズルかもしれない。

ジグソーパズルをしているときは真剣そのものだ。

そこには、きわめて高い集中力がある。

それは一枚の絵や写真を完成させたいと思うからだ。

この「完成させたい」という気持ちがとても重要だ。

 

この「完成させたい」という気持ちは、パズルに限らない。

勉強で必死に問題に挑むのは、解答を完成させたいからだ。

 

スポーツだって同じだ。

真剣になるのは、自分なりにゲームを組み立て、完成させたいからだ。

 

 

 

ところが、仕事で簡単なことをなかなか完成できない人がいる。

 

そんな人の机の上には、いつも作りかけの報告書や旅費精算書が載っている。

きっと作成途中で、他の仕事に手を出したり、同僚と話したりして中断したのだろう。

 

原因は色々あると思うが、その人は報告書や旅費精算書の完成に向かっていなかったのだ。

 

こうした現象に対し、「旅費清算でもやろうか」と思うのではなく、「旅費精算なら、旅費精算をやる!」と思うことだと、営業女子向けの記事で述べた。

企業で働く 営業女子が輝く35のヒントから)

 

つまり、完成に向かえと述べたのだ。

 

 

簡単な報告書でもなかなか完成できない人がいる

 

こうしたことを考えると、何一つ完成に向かえなかった状態が「ダラダラしている」なのだ。

そして、一つの仕事の完成に向かう力が、集中力だ。

 

一つの仕事に完成に向かう姿をイメージしてもらいたい。

自然に仕事に集中しているのではないだろうか。

 

私たちは集中力を難しく考えがちだ。

集中力をどう高めるかと考えると、なかなか厄介な問題となる。

それよりは一つの仕事の完成に向かうことだ。

すると自然に集中力が生まれる。

 

 

私は一つの仕事を完成させることを「完結」と呼んでいる。

「完結力」は出世の大きな要素になるのだ。

コロナ後の「たった一つの出世の掟」から)

 

 

一つの仕事の完成に向かう力が集中力

 

 

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完璧でなくてもいいが、仕事は「完結」する

 

 

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