2025.04.24更新
「前任者はこうだった」という言葉を、転勤先では必ず聞きます。この言葉に悩まされる人は多くいますが、言った人の視点に立つと意味がわかってきます。
新任地で聞く言葉は?
前任者のやり方を変えてほしくないのです。
そこには、前任者のやり方に慣れ親しんできたという思いがあります。
その方が自分に都合がよいという心理が、この言葉にはあるのです。
冷静に考えれば、それは無理からぬことです。
慣れ親しんできたやり方を踏襲する方が、楽だからです。
ここを、無理に自分のやり方に変えると、「前任者はこうだった」は「前任者の方が良かった」という意味合いに変化します。
「前任者はこうだった」
ここは、大人になりましょう。
「前任者はこうだった」という言葉が出たならば、「それでどうだった?」と聞き返すのです。
すると、前任者のやり方の問題点も話してくれるでしょう。
その問題点は、「前任者はこうだった」と言う人も困ったということです。
そんなことを聞いたうえで、自分のやり方に変えていけばよいのです。
本質的な話ではありませんが、転勤先での仕事で注意しなければならないことは周囲の人の感情です。
周囲の人の感情の表れの一つが、「前任者はこうだった」という言葉であることを理解しなければなりません。
それは仕事のやり方を変えたくないという防御心から来ています。
そんな感情に配慮しつつ、急がず、自分色を出していけばよいのです。
すると、次第に自分のやり方に周囲の人が慣れてきます。
そして、やがて自分が職場を去ったとき、周囲の人は「前任者はこうだった」という言葉を言うのです。
綾小路 亜也
「そのやり方はどうだった?」
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