2024.09.29更新
新任地で必ず聞くのは「前任者はこうだった」という言葉だ。この言葉には圧力がある。だから多くのビジネスマンはこの言葉に悩まされる。
新しい職場で聞く言葉は?
この言葉にはどんな意味があるのだろう?
言った方の視点に立つとその意味がわかってくる。
そこには、前任者のやり方に慣れ親しんできたという思いがある。
だから、あまり変えてほしくないのだ。
できれば前任者のやり方を踏襲してもらいたいのだ。
その方が自分に都合がよいという心理が、この言葉にはあるのだ。
冷静に考えてみれば、それは無理からぬことだ。
なんと言っても、前任者との付き合いは長いからだ。
ここを、自分のやり方に無理に変えると、「前任者はこうだった」は「前任者の方が良かった」という意味合いに変化する。
「前任者はこうだった」
ここは少し、大人になろう。
「前任者はこうだった」という言葉が出たならば、「それでどうだった?」と聞き返すことだ。
けっして全否定はしないだろうが、前任者のやり方の問題点も話してくれるだろう。
その問題点は、「前任者はこうだった」と言う人も困ったということだ。
それが本音なのだ。
こうした本音を聞いたうえで、自分のやり方に変えていけばよいと思う。
本質的な話ではないが、新任地での仕事で注意しなければならないことは周囲の人の感情だ。
周囲の人の感情の表れが「前任者はこうだった」という言葉なのだ。
それは仕事のやり方を変えたくないという防御心から来ている。
そんな感情に配慮しつつ、急がず、自分色を出せばよい。
すると、次第に自分のやり方に周囲の人が慣れてくる。
そして、やがて自分が職場を去ったとき、周囲の人は「前任者はこうだった」という言葉を吐くのだ。
綾小路 亜也
「そのやり方はどうだった?」
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