2024.10.03更新
「辞去」とは別れの挨拶をして立ち去ることです。「おいとまする」ことをビジネスでは辞去すると表現するのです。
この「辞去」する姿がビジネスで一番見られています。
そこに訪問者の本当の気持ちが表れているからです。
辞去した後の姿も見られています。
どういうことでしょう?
「エレベーターに乗ってしまえば、辞去した後の姿などわかるはずない」と思うかもしれません。
しかし乗ったエレベーターに得意先の人がいるかもしれません。
ロビーにも得意先の人がいるかもしれません。
得意先のビルを出ても、すれ違う人の中にも得意先の人がいるかもしれません。
もっと言えば、会ったばかりの得意先の人が上階の窓から見ているかもしれないのです。
そんなことは現実にあるのです。
辞去する際に、どんな気持ちが表れているのでしょう?
(予想外にうまくいったな。もっと突っ込まれると思っていたのに……)
(意外に怒っていなかったな……)
(まったく、細かいことばかり言いやがって……)
そんな気持ちが、得意先を出たばかりの体から滲み出ています。
だから、得意先を出てもしばらくの間は、慎重に振る舞う必要があるのです。
得意先は会社を出るときの姿を見ている
「できる社員」は静かに得意先を辞去し、次の訪問先に向かったり、会社に戻ってきます。
同じ会社の人と同行した場合でも、当分の間、黙ったままでいます。
電車の中でも話しません。
そんな姿勢は得意先に伝わり、信頼を深めていくのです。
ビジネスマナーは、人に会っているときの対処方法だけではありません。
人に会っていないときの姿勢もビジネスマナーなのです。
目に見えない姿勢が、顧客からの信頼を分けます。
綾小路 亜也
⑩「できる社員」は辞去するときに神経をつかう から抜粋
できる社員のビジネスマナー
本の目次スマホで読む方法
【目的、難易度別】ビジネスマナーが効率的に学べるおすすめ本9選に選ばれています。
◆企業で働く人のビジネスマナー(発行書籍)
出世するビジネスマナー
「出世しぐさ」のすすめ
※「出世しぐさ」は商標登録されました
情報を軸にした 新しいビジネスマナー
本の目次
※「情報セキュリティ時代のビジネスマナー」は商標登録が認められました。
ビジネスマンのハンコの押し方・持ち方
印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方
本の目次
◆新百合ヶ丘総合研究所のキャリアアップを実現する本のシリーズ
ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!
◆メルマガ「出世塾」の情報
(まずは発刊内容をご欄ください)
https://shinyuri-souken.com/?p=28756
◆キャリア理論の本紹介
https://shinyuri-souken.com/?page_id=41933