人はあなたの休みなど気にしてはいない

2018.06.30記事を更新しました。

ビジネスマンやビジネスウーマンの嫌なことの一つに「休み明け」がある。
これが、正月休み明けやゴールデンウイーク明け、あるいは連休明けだった場合は、出勤した際に「あーあ、また会社が始まっちゃたね」といった苦笑いにも似た共通項がある。
ところが、自分だけ休んで出勤した場合は、職場で感じ取る空気がまったく違ったものになる。
なにか、みんなの視線や態度がよそよそしく感じられるのだ。
まるで、「昨日は職場はたいへんだったんた」とか「いろいろなことがあってね」という言葉が背中に書いてあるようだ。
休みが一日ならまだしも、体調を崩したり、家の用事などで、二、三日も休んだ場合は、もっともっとそんな感じを覚える。

 

そして、なかなか職場の空気に溶け込めない自分がいる。
結論から言うと、そういう空気は完全にないとは言えないが、それは、あなたが感じているほどのものでもない。
これは、私のサラリーマン経験から言えることだ。

 

 

なぜこんな話題を切り出したかというと、ビジネスマンやビジネスウーマンにとっては、こんなことがとても大きく感じられるからだ。
そして、職場のこんな空気を予想できるから、ますます会社に行く足が重くなって、また休んでしまうという事態が起きる。
また休んでしまうと、さらに会社に行きにくくなる。
そんな構図で、悩みは拡大していくことが多い。私にも経験があることなので、この問題を取り上げたのだ。

 

もし、みなさんがこんなことに悩んでいるとしたら、ぜひ、次のことを参考にしてもらいたい。
一つは、誰でもそんな感じを持つということだ。
こんな感情は、役職に関係なく等しくみんなに襲ってくるものなのだ。
たとえば、あなたが「課長や部長だったらそんな感じを覚えないだろうな」と思っているとしたら、それは違う。
課長や部長は「みんなが一生懸命働いているのに、休んじゃったな」ときっと思っている。
たぶん、役員でも社長でも、そんなきまり悪い朝を迎えているはずだ。

 

もう一つは、あなたが気にするほど、人は気にしていないということだ。
休み明けの朝はぎこちないかもしれないが、仕事を始めているうちに、すぐにまた職場の雰囲気に溶け込むということもよくあるではないか。きっと、あなたもそんな経験をしている。
ここは器用に、自分から情報発信して、職場の空気に馴染んでもらいたい。

 

さらに付け加えるならば、あなたは自分が休みを取ったことを気にしているが、冷静に考えると、あなた以外の人もけっこう休みを取っているということにも気づいてもらいたい。

 

 

サラリーマン社会には、休みをとることに器用な人とそうでない人がいる。
器用な人は、休み明けにこんな会話をしていないだろうか。
「いやー、まいっちゃたよ。一昨日、家に帰ってちょっと体がゾクゾクするから体温計で測ってみたら38度5分もあってさ。びっくりしちゃったよ」と明るく周囲に話している。
そうすると、そんな話を聞いた方は、「大丈夫なの? あまり無理しない方がいいよ」とたぶん言う。
また、家の用事だったら、「姪の結婚式が土曜日に軽井沢であって疲れちゃった。疲れが抜けないので、悪いけど昨日は休ませてもらった」と話している。
人は、そんな話を聞くと、「最近、軽井沢で結婚式挙げる人って多いって聞くよね。たいへんだったね。そんな次の日は休んだらいいよ」と答えてくれるし、「オレもこの間そうだったんだよ。新幹線で行ったんだろ。新幹線も混んでいただろ」と、むしろ話が弾むかもしれない。

 

ここまで器用でなくてもよいが、ぜひ、自分から情報発信を試みてもらいたい。
そのうえで、おすすめしたいのは、「宣言型休暇」である。
「オレ、来月の10日の月曜日休むからな」と早々と宣言してしまうのだ。
その日に、家でゆっくりくつろぐもよし、家族サービスに徹するもよし、土日に旅行に行き、月曜日は家でゆっくりするのもよし、自分の好きなように使ってもらいたい。
こんな「宣言型休暇」の場合は、周りも早々と知っているので、休暇中も「いまごろ、みんな何やっているのか」と考えることもないし、休み明けもそんなに気にならない。

 

 

日本のビジネスマンやビジネスウーマンは、みな真面目である。真面目がゆえに悩むことも非常に多い。
体が疲れていても、毎朝会社に向かい、働き、家に戻ることで安心感を覚えている。
だから休みをとることに不安になるのだ。

 

私が書いた『サラリーマンの本質』の原タイトルは、実は「月曜日の朝、重くならないために」だった。
毎週のように襲ってくる月曜日の朝。どうしたら気が重くならないで会社に向かえるかが、本の出発点だった。
月曜日の朝の憂鬱は、「あれもやらなけれなならない。これもやらなければならない」という仕事上のプレッシャーも大きいのではないかと考えた。
そればかりでなく、職場の人間関係、特に「自分がよく思われたい」と思う気持ちも存在するのではないかと考えた。
そんなことから、『サラリーマンの本質』では、第一議題、第二議題で「仕事の進め方」を記載し、締めくくりの終章で、サラリーマンの精神的部分の負担を軽減するために、「『よく思われたい』と思わない」を書いた。
あなたが、休みを気にする心の内には、きっと「よく思われたい」がある。
『サラリーマンの本質』にも記載したが、「いっそ、よく思われたいと思わない」ことも必要ではないかと思う。

 

それから、しばらくして、『企業で働く 営業女子が輝く35のヒント』を書いた。
営業女子には、営業女子に適した営業のやり方があると思い書いたが、この本では、営業のやり方と同じくらい、仕事のやり方、マインドの持ち方も重要だと考え紙面を割いた。特に、自分の軸を守りきる環境を作ることが、営業女子にとっては一番大切なのである。
それは、営業女子は、営業のやり方だけで悩むのではなく、仕事のやり方、職場の人間関係、環境などの複合形で悩んでいるからである。
私は、この本の中でも、「輝く営業女子」は休み明けに人に話しかける、と書いている。
営業女子は、そんな小さなことを積み重ねて、自分で環境を整えていくことが必要であり、そのことがパワーにつながる。

 

最後に一つだけ言っておきたい。
ビジネスマンやビジネスウーマンの悩みは、誰しも同じ経験をしてきた悩みである。
けっして、あなただけが感じていると考えないで、頑張ってもらいたい。

 

 

 

企業で働く 営業女子が輝く35のヒント

企業で働く 営業女子が輝く35のヒント

本の目次

 

スマホで読む方法

 

 

 

◆新百合ヶ丘総合研究所の「こっそり差をつけたい」人のための本

 

ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

 

印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方

 

 

 

◆メルマガ「本に書かれていないビジネスの流儀」の情報
http://shinyuri-souken.com/?p=28756

 

 

◆忙しい方のビジネス書選びの参考にしてください。
おすすめのビジネス書
http://shinyuri-souken.com/?page_id=41933

 

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください