2024.11.04更新
お世話になった取引先の方への餞別の渡し方、どうしていますか? 人の目もあり、いかにも餞別とわかるような渡し方は避けたいところです。
そんなとき、餞別を会社の小封筒に入れ、小封筒をさらに大封筒に入れ、大封筒ごと渡すとよいです。
会社の小封筒は、商品券や現金が入る餞別袋にピッタリのサイズであり、大封筒に入れるのは、小封筒のまま渡すと、まさに餞別を渡しているという感じになってしまうからです。
どんな渡し方がスマートか、考えてみましょう。
私の経験談を参考にしてください。
デパートで商品券を買うと、デパートの包装紙に包んで、小さな手さげ袋に入れてくれます。
しかし、デパートの手さげ袋を持って得意先に行くには、さすがに気が引けました。
また、手さげ袋は処分したとしても、デパートの包装紙に包まれた商品券をそのまま渡すということにもやはり抵抗感を覚えたのです。
いろいろ考えた挙句、デパートの包装紙に包まれた商品券を会社の小封筒に入れることを思いつきました。
すると、会社の小封筒は、ちょうど商品券がすっぽり入る大きさだということがわかったのです。
会社の小封筒には商品券がすっぽり入る
しかし、小封筒のまま手渡すことにも、しっくり来ませんでした。
今度は、小封筒に入れた商品券を、さらに会社の大封筒に入れることを思いついたのです。
つまり相手には会社の大封筒を渡すことになります。
これなら、しっくり来るし、そんな渡し方が礼儀にも適っているのではないかと思えました。
そして、その大封筒をビジネスバックに入れておいたのです。
以来、私はこのやり方で餞別を渡しました。
小封筒を大封筒に入れた
実際のビジネスの現場では、餞別の渡し方など教わったことがありませんから、「まさかそんな形では渡さないだろう」と思うような「まさか」が横行しています。
たとえば、上司と部下が得意先のロビーで待ち合わせ、餞別を渡すとき、部下の手元を見ると、商品券を入れたデパートの手さげ袋を持っていることがあります。
これでは、得意先全員に「○○さんに餞別を持ってきました」と宣言しているようなものです。
上司のなかにも、部下に「君、あれ……」と催促し、部下がビジネスバッグから取り出したデパートの包装紙に包まれた商品券を、こっそり渡すような仕草をする人がいます。
これでは、むき出し同然で渡しているようなものです。
私は苦労して自分なりのやり方を見つけましが、私が見てきた「できる社員」はどんな場合も、自分で、どこかおかしい、どこかしっくり来ないと思ったときは、いろいろと自分で考え工夫していたのです。
※なお、餞別を贈るにあたっては、先方の社内規程などを十分確認することが必要です。
綾小路 亜也
⑪ 「できる社員」は餞別を封筒に入れて渡す から
餞別はビジネスバッグに仕舞っておきます
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