2025.08.20更新
職場へのお土産は「買った方がよい」と、「気くばり」の本には書かれています。しかし実際には、職場にお土産は買わないという人も多くいます。
職場へのお土産は買った方がよいのか、それとも気にすることはないのでしょうか?
私も職場への土産を躊躇した一人でしたが、あるときから買うようになりました。
それは、職場への土産を躊躇した理由の裏返しが、お土産の意味だということに気づいたからです。
私はお土産のことを考えるだけでも億劫でしたし、1000円程度の菓子をわざわざ会社に持っていくのも変な話だと思っていました。
職場の人に渡すときも気恥ずかしかったのです。
しかし、考えてみれば、私が思ったことの裏返しがお土産の意味なのです。
それは、
1.お土産のことを考えるということは、自分の休みや出張の間、カバーしてくれた職場の人を考えるということだ。
2.わざわざ旅行先や出張先から持ち帰るということがお土産の意味であり、そこに価値がある。
3.お土産を渡すことによって、コミュニケーションが生まれるかもしれない。
これらすべてをひっくるめたものが、お土産の価値だということに気がついたのです。
土産を買う意味は?
もう一つ、大きな意味があります。
それは職場の人からお土産をもらったときのことを考えるとわかります。
旅行先がわかるのです。
旅行先から、家庭でのパパぶり、ママぶりのようなものが伝わってくるときがあります。
その人の意外な側面を見たような気にもなり、急にその人との距離が縮まったような感覚になります。
また、出張先からのお土産をもらうと、「青森に行っていたのか。遠くてたいへんだったろうな」と、その人の頑張っている姿が浮かびます。
手土産から旅行先が浮かぶ
私たちは、毎日顔を突きあわせて仕事をしているのに、職場の人のことを意外に知りません。
家族構成も知らず、その人の楽しみや趣味も知りません。
その人の家庭での姿、生活の場面などは想像もつきません。
仕事だって同じです。
職場の人が出張した場合でも、その人が得意先などに説明している姿など想像できません。
どこに、なにをしに行ったのかさえわかっていないことも多くあります。
そんななかで、お土産をもらうと、一瞬でもその人の姿を想像できます。
手土産はその人を想像させる
現実問題、仕事のやりやすさというものは、自分を知ってもらっているかどうかに左右されることが多くあります。
自分のことを知ってもらうと、職場の中で共有感のようなものが生まれます。
職場の人は家庭の事情などを察してくれて、子供が熱を出したりしたときは、「早く帰って」と言ってくれるし、明日、子供の運動会といった場合は、「ママも頑張って!」などと声をかけてくれます。
職場へのお土産に端を発して打ち解けるような空気が生まれ、その結果、仕事も頼みやすくなることもあるのです。
出張の際に買ったお土産も、今の自分の仕事と状況を知ってもらえます。
そうすると、職場内で自分を応援してくれるような空気が生まれ、仕事も頼みやすくなります。
「職場へのお土産、どうしようか?」と迷ったり、悩んだりしているならば、自分を知ってもらうチャンスと考え、持っていくことをおすすめします。
綾小路 亜也
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