2024.09.27更新
会議中、会議主催者の目にとまりやすいものは机の下の足です。組んだ足、交差させた足首、膝のゆるみに目が行くのです。
机の下だからと油断しないことです。
そんなことから、会議に臨む姿勢を疑われることもあるのです。
会議といえば、折りたたみ机を、ロの字などに設営することが多いはずです。
折りたたみ机を使用しての会議は、出席者の足が丸見えになります。
普段はあまり気にすることがない机の下の足ですが、ひとたび意識すると、目につくようになります。
自分が会議主催者側に回ったときは、出席者の折りたたみ机の足が気になって仕方がなくなるのです。
みなさんも実感していると思いますが、会議が長くなると、足を揃えたままでいられなくなります。
各自、足を組んだり、足首を交差させたり、片方の足を前に出したり、自分にとって楽な方法をとり出します。
膝の間隔も自然にあいていきます。
私の場合は左足の甲に右足を重ねるようになります。
若干、足の先が交差するようになるのです。
これが、私にとって楽だからであり、長年のクセになっています。
ところが、私はこのことで、上司から注意を受けたことがあるのです。
その会議はトップが出席した会議でしたが、私はトップの話を真剣に聞いていました。
足を組んでいたわけではないし、貧乏ゆすりをしたわけでもありません。
それなのに注意されたのです。
「たかが足の先を交差させただけなのに……」と私は強く反発しました。
しかし、事実を言えば、トップが話し始めたときは足を揃えていましたが、話が長くなってきたので、いつものように足の先を交差させたのです。
靴を脱ぎだす人もいるかも
それから、私は会議があるたびに、折りたたみ机の下の出席者の足が気になるようになりました。
特に自分が会議主催者になったときは、自ずと出席者の足に目がいきました。
その結果、わかったことがあります。
見たままの感想を言えば、両足の膝の間隔が空いていると、締まりがなく見えるということです。
もっと言うと、だらしなく見えます。
この現象は、膝が緩んでいるという表現がピッタリかもしれません。
膝が緩んでいることで、気も緩んでいるのではないかと、いままで考えもしなかったことが頭に浮かんで来たのです。
私がしていたように、足を交差させたり、片方の足を前に出したりする人に対しても、「ちゃんと話を聞いているのか」とも思いました。
私は、上司から注意された意味がわかったのです。
上司はきっと「君の姿勢は緩んで見え、それでは、とてもトップの話を真剣に聞いているとは思えないぞ!」と言いたかったに違いありません。
机の下の足は見られている
この点について、ビジネスマナーの本や記事にはどのように記載されているでしょうか?
見た限り、足を組むことの是非については記載されているものの、この点に言及した本や記事は見当たりませんでした。
私の体験談をビジネスパーソンの視点で考えると、どのようになるのでしょうか?
・会議中リラックスすることは大事ですが、両膝の緩みは、会議主催者など人の目につきやすいので、注意しなければならないということです。
・足を交差させたり、片方の足を出したりするとこも、人から見てだらしないと思われないか、度を越していないか、自分でチェックすることも必要だということです。
・会議にはポイントとなる場面がありますが、そんな場面では、自分の気を引き締める意味でも、足を揃えるという動作も取り入れたほうがよいということです。
綾小路 亜也
ロの字での会議では、特にテーブルの下の足が見られやすい
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