栄転とは本来、今までより高い役職で異動することです。しかし今までと同じ役職で異動するのに「ご栄転おめでとうございます」と言われることがよくあります。

横滑りの人事異動でも、なぜ「ご栄転おめでとうございます」と言うのでしょう?
それは、会社社会の慣行と言えそうです。
しかし、それだけではありません。
そこには、送り出す側の気持ちといったものがあるのです。
送り出す側は、想像以上に転出者の異動先に関心を持っています。
そこに自分と関係があった人の異動の意味を見出そうとしているからです。
たとえば、役職が変わらなかったとしても、今の部署より大きな組織に異動したり、今後の出世に結びつく部署に異動すると、「よかった」と思うのです。
また、新しい部署の業務と転出者が行っていた仕事を結び付けて、「〇〇さん、あの件、頑張っていたからな」と頷きます。
つまり、今回の異動が転出者の更なる飛躍につながると思えたとき、「ご栄転おめでとうございます」という言葉が出るのです。
それは、自分との関わりの意味を見出すことかもしれません。
転出者があの部署に異動することになったのも、そこには、多少なりとも自分との関わりがあったと考えたいのです。
その関わり方は、さまざまです。
職場の仲間としての関わりもありますし、ビジネスとしての関わりもあります。
そう考えると、「ご栄転おめでとうございます」は、自分の気持ちに対する言葉でもあるのです。
旅立つ人は、自分との関わりがあった

じつは、「ご栄転おめでとうございます」という言葉を、私は上司から学びました。
支店内のある管理職が、役職が変わらないまま転勤するとき、「ご栄転おめでとうございます」と言うように、教えられたのです。
若手社員だった私は意味がよくわかりませんでしたが、その管理職の業務に励んでいた姿が頭を過りました。
そうすると、転勤先はその人に与えられた新しいフィールドに違いないと思えてきました。
何かその人を応援するような気持になったのです。
私にとって、その人は役職は違っても、やはり支店の仲間だったのです。
そのとき、私は「ご栄転おめでとうございます」には、今後の活躍を祈る意味があることを知りました。
「ご栄転おめでとございます」は、左遷とも思える異動に使われることはありません。
旅立つ人の更なる活躍を祈るとき、使われるのです。
活躍を祈る
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