2022.08.28更新
「気づかい」が明らかな形で出るときがある。
上司と一緒に出張するとき泊まるホテルの部屋だ。
上司への「気づかい」を考えれば考えるほど、部屋はよくなっていく。
旅行から帰ってくると、旅行そのものより泊まったホテルのことを自慢げに話す人は多い。
逆に、泊まったホテルや旅館がよくなかった場合は、旅行まで楽しくなくなる。
それだけ、泊まるホテルや旅館の比重は高いのだ。
このことは、出張の場合にも当てはまる。
出張の際のビジネスホテルの部屋が広く、朝食も満足がいく内容だったら、ふと、そのときのことを思い出したりする。
逆の場合は、思い返すのも嫌になる。
ホテルに泊まる場合、「どうせ、泊まるだけだから」と考える人は多い。
自分一人のときは、それでいいかもしれないが、上司などと一緒に出張する場合は、少し考えなければならない。
あなたも上司と一緒に出張したことがあると思う。
そんなとき、泊まるホテルの配点は高く、そこで出張の印象、あなたの印象といったものが決まってしまうことがある。
泊まるホテルを選ぶことは、評価の問題だけでない。
実際、ホテルや部屋が快適だといい仕事につながる。
それこそが出張の本来の目的だったはずだ。
また、いいホテルを選ぶことは、出張してくれた上司への感謝という意味もあり、それが上司へのマナーだと思う。
そんなことから、ちょっとホテルの情報記事のようになってしまうが、ホテル選びのコツをあなたに話しておきたい。
仮に1泊朝食付8000円という条件で、ホテル検索サイト(例「じゃらん」)で検索した場合など)の注意点は次のとおりだ。
- 最初のほうに表示されたホテルで決めない。
スクロールして、必ず「比較」する。 - 最初から「口コミ」に左右されない。
「口コミ」を参照するときは、ホテルを絞れたあとだ。 - 比較」のキーになるものは、「部屋の広さ」だ。
シングルで17㎡はほしいところだ。20㎡あればゆったりする。 - 「部屋の広さ」と朝食の内容はだいたい比例する。
20㎡以上で、「朝食高評価」などと表示されたホテルも出てくることもある。
念のために、朝食会場の画像を参照する。 - ホテルの場所は、繁華街から適度な距離があったほうがいい。
翌日の訪問先との距離も考えてみる。 - ホテルを絞れたら、あとは「口コミ」情報だ。
ここで「ハイグレード」と出てきたときはすぐに決定。
重視すべきは、「清潔感高評価」「朝食高評価」の順。「接客高評価」は内容の中身までわからない。 - 早割をうまく活用する。
出張の予定が決まったら、すぐに予約する。 - 予算内におさまったときは、ツインなどさらに広い部屋をとれるか検討。
- 大浴場が設けられているホテルにも注目。
部屋のバスルームよりずっと快適(ただし別料金かチェックも必要)
要は、確認項目はこれほどあるということだ。
だが、ここまで確認できれば、予算内でも必ずいいホテルに泊まれる。
つまり、どこまで確認したかでホテルの部屋は決まるのだ。
重要なことは、ホテル選びにかけた「手間」は、上司がホテルに入った瞬間にわかる「手間」だということである。
上司や役員はいろいろな部署の人と出張する。
いつもネットの一番上に出てくるホテルを選ぶ人と、さまざまなことを考えてホテルを選ぶ人との「差」を、ホテルに入った瞬間に感じるのだ。
ホテル選びの「差」は、いろいろな局面で出る。
接待を行う店の選定で出ることもあれば、接待の手みやげで出ることもある。
訪問先へのアポ取りで出ることもあれば、提出する資料で出ることもある。
ビジネスでは「ひと手間」かけたかどうかは、すぐにわかってしまうのだ。
人は、「ひと手間」をかける人が好きだ。
「ひと手間」かける人に信頼をおく。
人から好かれ、信頼を得ようと思ったならば、「ひと手間」が必要だ。
綾小路 亜也
出張の印象はホテルの部屋で決まる から
うまく検索すると、8,000円台でもこんな部屋に泊まれます
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