記事(ブログ)
ビジネスマン・ビジネスウーマンに役立つ内容を紹介しています
「ひらがな」を使えば使うほど、評価が上がる? ー 漢字を使わない訳は

2026.01.07更新
私たちは漢字を多く知り、使えることが知識だと思っています。しかし、漢字を知っていても、あえてひらがなで書く人もいます。
漢字を使えることが知識?

なぜ、漢字を使わないのでしょう?
ひらがなで書く人の心理は。
じつは、私は長い間、漢字との戦いを繰り返してきました。
私が歩んだ道は、きっと参考になると思います。
私は小学生や中学生のとき、進級するたびに新しい漢字を覚えることが楽しみでした。
その後も小説などで新しい漢字を発見すると、使いたくなりました。
漢字を覚えるたびに自分の知識が膨らみ、ひと回り大きくなったような気さえしたのです。
大学生のとき、漢字使用の頂点を迎えました。
法律の本が漢字いっぱいだったこともあり、「しかし」を「然し」とまでに書くようになっていました。
それから、ビジネス書を読むようになってから、「なぜ、ひらがなばかり使っているのだろう」と思うようになりました。
ところが、自分が本を書くことになり、校正用に講談社校閲局編集の「用字用語集」を買い、本を開いた瞬間、目をむいたのです。
私がいままで漢字にしていたものは、ひらがな書きが望ましいのです。
私はいままで、副詞や副詞的につかう語では、「更に、一層、一旦、全て、既に、全く」などは、迷わず漢字で書いていました。
接続詞の、「或いは、併せて、及び、且つ、従って、但し、並びに」なども漢字で書き、
形容名刺の、「~する上で、~する度、~する為、~の通り」も、もちろん漢字を使っていました。
しかし、それらは、ひらがな書きが望ましいのです。
私のひらがな変換作戦はここから始まりました。
いままで漢字にしてきた文字をひらがなに替えるということは、たいへんな苦痛を伴います。
その文字は頭に漢字でインプットされていますから、つい漢字を使ってしまいます。
また、自分がいままで漢字にしてきた文字をひらがなに置き換えると、妙に間が抜けて見えるのです。
辛抱に辛抱を重ね、ひらがなへの変換を図りました。
それでも、私の文章はどちらかと言えば漢字が多いほうです。

恥を忍んで、私の経験談をお話ししましたが、
詰まるところ、文章は相手が読みやすいということがいちばんなのです。
漢字いっぱいの文書と、漢字の使用を抑えた文書、二つ並べて見てください。
その差は歴然です。
漢字いっぱいの文章は、見た瞬間、読むのが嫌になってきます。目にやさしくないのです。
それは、読み手にもやさしくないということです。
読みやすいのはどちらか?

ビジネスマナーの本には、文書の書き方や例が多く載っています。
それは大事なことですが、いちばん重要なことは読みやすいということです。
ビジネスマナーの精神は、気づかい、思いやりですから、上手な文章を書くことよりも、読みやすい文章を書くことがその精神にあっています。
ひらがなを使っているうちに、ひらがなを使う意味を再確認できる瞬間もやって来ます。
たとえば、「受けいれる」という言葉があります。
「うけいれる」をワープロで変換すると、「受け入れる」と出てくる。
しかし、人の意見を「うけいれる」という意味で使うときには、言語感覚の鋭い人は、「受け容れる」ではないかと思います。受容という言葉があるからです。
私も、漢字で書けと言われれば、「受け容れる」と書きます。
しかし、「受け容れる」と書くと、文自体が重くなります。
ここで、ひらがなの登場です。
ひらがなで書く限り、ぜったいに間違いにはなりません。
こんなとき、私は、「受けいれる」と書いています。
同様にして、A案とB案があり、A案を採用するときに、「A案をとった」と表現するときがあります。
こんなときも、「A案を取った」と書くには抵抗感があります。
採用したのだから、「A案を採った」と書きたくなります。
しかし、「A案を採った」では、文は重くなるし、なにか変です。
こんなときも、「A案をとった」と私は書くようにしています。
また、「目に止まる」「目に留まる」、どっちだ? というときも、「目にとまる」と書いています。
「迷ったときはひらがな」と考えることも必要なのです。
一度、上席の人が書いた文書をじっくり観察してもらいたいと思います。
きっと、あなたが書いている文書より、ひらがなが多いはずです。
私も35年間多くの人が書いた文章を見てきました。
その後もビジネス書やブログなどを読み続けています。
「ひらがな」の使用という観点で文章を読んでみると、「あっ、この人、あえて漢字を使わなかったな」と思う箇所に必ずぶつかります。
そんなとき、その人の見えない気づかいのようなものを感じます。
同時に、漢字を知っているのに、あえて使わないその人の素養のようなものまで窺い知るのです。
あなたの上席も、そんな視点であなたが書いた文書を見ています。
「ひらがな」を使えば使うほど、評価が上がることは事実です。
綾小路 亜也
「ひらがな」をつかえばつかうほど、評価が上がる から
あなたの文書はどっちか?

関連記事:カタカナ語は使った方がよいか?
出世するビジネスマナー
※「出世しぐさ」は商標登録されました。
◆新百合ヶ丘総合研究所の出世を現実につかむ本
こっそり読まれ続けています
ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!
エリートの弱点を突く!
エリート社員に打ち勝つ! あなただけの出世術
新しい出世術
コロナ後の「たった一つの出世の掟」
◆新百合ヶ丘総合研究所のキャリアアップを実現する本のシリーズ
印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方
◆メルマガ「出世塾」の情報
(まずは発刊内容をご欄ください)
https://shinyuri-souken.com/?p=28756
◆キャリア理論の本紹介
https://shinyuri-souken.com/?page_id=41933
出世は「構え方」で決まります
◆新百合ヶ丘総合研究所の出世四部作




