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上司に見せる顔とみんなに見せる顔 ー ギャップの正体は?
2024.11.27更新
会社社会では、思わぬところで✕(バツ)がつく。素顔を見られたときだ。普段見せている顔とギャップがあるからだ。
会社には、上司への顔とみんなへの顔がまったく違う人がいる。
取引先には執拗なまでの気づかいを見せるのに、社内では気づかいのかけらさえ見せない人もいる。
社外の店員などに見せる態度が社内と大きく異なる人もいる。
問題は、なぜこのようなギャップが生まれるかということだ。
その背景には「アピール」「目立つ」「売り込む」という言葉がある。
これらの言葉を意識すると、いつもと言葉と態度を変えなければならない。
一方、「アピール」「目立つ」「売り込む」といったことが必要でない人には、ぞんざいな態度をとる。
これがギャップの正体ではないかと思う。
ビジネスでは、「アピール」「目立つ」「売り込む」といったことが必要なときもあるが、そればかりを意識すると、それ以外に意識が回らない。
「アピール」「目立つ」「売り込む」と、私たちは上手く付き合っていかなければならないのだ。
ビジネスマナーの本にも、「アピール」「目立つ」「売り込む」という文字が活字になっている。
その動作を周囲の人はどう思うか、また、「アピール」「目立つ」「売り込む」必要がない人とどう向き合っていくか、自分の頭で考えることが必要だ。
昇進して問題を起こす人は、素顔を隠していた人が多い。
だから素顔を隠すのも一法などと考えないでもらいたい。
ビジネスマナーの本や気づかいの本のなかにはそんな記述もあるが、素顔を隠し通すことなど不可能である。
会社も過去の昇進判断の失敗を教訓に、人の素顔を見ようと必死だ。
素顔を隠すのではなく、素顔をよくすることを考えてもらいたい。
素顔をよくするには、いつ、誰とも分け隔てなく接することができる自分を作り上げることだ。そんな人は、いま最も出世しやすい。
綾小路 亜也
出世で大事なこと5選 ⑤ギャップがない素顔から
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