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「仕事が早い人」の正体 ー なぜ早いと言われるのか?
2024.11.07更新
「仕事が早い」を判断するのは人です。何を見て「早い」と感じたのでしょうか? 上司から「仕事早すぎる」と言われる部下の秘密に迫ってみます。
1.取りかかりが早い
課題にすぐに着手している部下に、上司は「早いねぇ~」と満足げに言っていないでしょうか?
ここで「早い」という言葉が登場します。
その後に続く言葉は、きっと「さすがだね~」です。
その反対は「まだやっていないのか?」です。
その顔には不満がにじみ出ています。
ビジネスの世界では、課題への取りかかりが早いことが、仕事が早いということです。
仕事が早いは、明確な褒め言葉なのです。
そして取りかかりが早い人はいつも早く、取りかかりが遅い人はいつも遅いのです。
ここで、仕事が早い、遅いの印象が決まってしまいます。
まず、取りかかりの早い人を「仕事が早い」と言う
2.いつまでも同じことに関わっていない
「いつまでやっているんだ!」という上司の言葉を耳にしたことがないでしょうか?
その後に、心の中で「まったくもたもたして……」ときっと言っています。
会社社会では、なかなか一つの仕事に手離れできない人がいます。
そんな人は「いつまでやっているんだ!」「もたもたして」と言われます。
この言葉は「仕事が遅い」の代名詞のような言葉です。
反対に、さっさと一つの仕事を済ませ、次の仕事に向かう人もいます。
その人たちは同じことにいつまでも関わっていないのです。
人は、このさっさと仕事を済ませる様子を、「仕事が早い」と言うことが多いのです。
「仕事が早い人」は同じことにいつまでも関わっていない
3.簡単なことはすぐに終わらせる
会社社会では上司からさまざまな依頼を受けます。
「この件を〇〇商事に電話しておいて」
「この書類を△△商会に届けておいて」
「✕✕物産の〇〇部長に会ってきて」
「△日の接待の席を予約しておいて」
など、簡単なものも多いです。
しかし、これも仕事の一つです。
ところが、依頼を受けて、すぐに「電話しておきました」「届けておきました」「訪問しました」「予約しておきました」と報告する部下と、
「あの件どうなった?」と催促を受ける部下がいます。
それも、依頼されるたびに、同じ結果になります。
言うまでもないことですが、前者は「仕事が早い人」と受けとめられ、後者は「仕事が遅い人」と印象づけられるます。
そう、仕事が早い、遅いは、簡単なことを依頼されたとき、目に見える形で現れるのです。
「仕事が早い人」は、簡単なことをすぐに終える人です。
「仕事が早い人」は簡単なことをすぐに終わらせる
4.「早い」は仕事の一部を見て判断される
本来、仕事が早い、遅いは、この仕事ならこのくらいの時間でできそうだという基準があって成り立つ言葉です。
また、人は、その人の仕事の進め方の一部始終を見ているわけでもありません。
さらに言えば、仕事の早さは仕事の難易度とも大いに関係があります。
にもかかわらず、「仕事が早い」「仕事が遅い」という言葉が使われるのです。
ということは、人は仕事の進め方の一部を見て、判断しているということになります。
その一部は、判断のツボとなるものです。
それは、述べてきた「取りかかりが早い」「いつまでも同じことに関わっていない」「簡単なことはすぐに終わらせる」です。
たしかに、この3要件を充足している人は、実際に仕事が早いのです。
逆に言えば、この3要件に注意を払えば、「仕事が早い人」になれるということです。
綾小路 亜也
「取りかかりの早さ」は、NTTLS人材育成WEBの
「メンタルダウンを避けるためのデキル人の仕事術と上司の心得」の中で紹介されています。
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