2024.10.06更新
「次善の策を講じる」とは、サラリーマンにとってどんなことだろう? それはどんな局面になっても、可能性をキープすることだ。
今の役職を守り、チャンスを窺うということである。
このことを考えなければならないのは、昇進できなかった時だ。
昇進できなかったとき、「どうにでもなれ」と投げやりになってしまうことがある。
ふてくされてしまうこともある。
しかし、どうすればよいかわからない。
これが現実だ。
そんなとき、「踏みとどまる」ということを意識してもらいたい。
たとえば部長になれなくても、今の課長という役職をしっかり守り、チャンスを窺うということだ。
部長候補になれたということは、いまの働きぶりが評価されたということだ。
次のチャンスを窺うには、現在のポジションをキープしなければならない。
つらいかもしれないが、また、頑張るということである。
このことを捨ててしまうと、0からのスタートとなってしまう。
そればかりか、現在の役職も危うくなる。
これが、サラリーマンの「次善の策」ではないかと思う。
サラリーマンには「踏みとどまる力」が大事
サラリーマン社会を見渡せば、「かつてあの人は部長候補だった。課長候補だった」という人が非常に多い。
出世争いのトップを走っていたという人もいる。
その人たちは優秀だったのだ。
しかし、期待どおりに昇進できず、投げやりになってしまい、役職まで解かれてしまった。
その人たちの思いやショックは痛いほどわかる。
この人たちに不足していたものは「踏みとどまる力」だったのだ。
期待どおりに昇進できなかったとき、原因を考えてみることも大事だ。
『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』のなかで、出世はタイミングを「合わせる」「引き寄せる」「早める」「逃さない」という4つの動作で決まると述べた。
出世に苦戦している人は、そんなことも考える必要がある。
しかし、それには前提がある。
今のポジションを起点にしてチャンスを窺うということだ。
それは策と呼べるかもしれない。
策は「事をうまく運ぶための手段・方法」である。
これが、サラリーマンの「次善の策」だ。
綾小路 亜也
サラリーマンには行動を支える策(屋台骨)が必要
出世は「構え方」で決まります
◆新百合ヶ丘総合研究所の出世四部作
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