2024.11.15更新
「出世する人」の特徴で言われていることは、みんな優秀な人になるための条件です。しかし実際に出世する人は「優秀」という言葉から脱却した人です。
「優秀さ」が出世を決めるわけではないことを知っているからです。
だから現実にポストにつく方法を考えるのです。
これが出世する人の共通点になっています。
どういうことでしょう?
出世する人を考えるとき、参考にしたい本があります。
スタンフォード大学ビジネススクールのジェフリー・フェファー教授が書いた『悪いヤツほど出世する』です。
教授は、数字の裏付けもなければ効果測定もしないリーダーシップ産業に憤りますが、注目すべきは「数字の裏付けがない」という部分です。
つまり、よく挙げられている出世する人の特徴はもっともかもしれないが、どの考え、どの行動が、どのように出世に結びついたかは、統計上のデータなどないから、実際のところはわからないということです。
このことは頭に入れておいた方がよいでしょう。
現に私はサラリーマン社会で、出世する人の特徴に挙げられているような行動に努めていても、出世できない人を多く見てきました。
評価が高いのに、なかなか昇進できないのです。
その人たちは「なぜだ?」と嘆き悲しみます。
その人たちは、「優秀」なら、会社はポストを与えてくれると信じていたのかもしれません。
「優秀」を追い求めることは大事ですが、そのことと出世とは別物なのです。
出世とは、現実にポストにつくことです。
ピンと来ないならば、ポストにつくことが出世なのです。
そう考えると、どのようにすればポストにつけるのかという次の段階に進めます。
会社はどんな人をポストにつけようとしているのでしょう?
そのポストにふさわしい人です。
しかし、「ふさわしい」というままでは、抽象的すぎます。
ここを、どんどん自分の言葉に置き換えてください。
「そのポストが務まる」
「そのポストで結果を出せる」
「そのポストの業務に精通している」
「自分がやってきたことと密接に関係がある」……。
そう、今の時代、会社は漠然とポストを与えたりはしません。
ポストにつける必然性を考えているのです。
今は、「優秀」という言葉のままでは、出世できません。
ポストにつくことを考えると、ポストへのつき方が見えてきます。
自分のアピールの仕方もわかってきます。
出世する人はポストにつくことを意識した人なのです。
綾小路 亜也
『コロナ後の「たった一つの出世の掟」』を要約しました。
(「優秀」からの脱却が書かれています)
ポストにつくことを考えると、ポストへのつき方が見えてくる
下記記事も参考にしてください
新しい出世術
本の目次スマホで読む方法
YouTubeでも紹介しています
◆新百合ヶ丘総合研究所の出世を現実につかむ本
こっそり読まれ続けています
ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!
出世するビジネスマナー
「出世しぐさ」のすすめ
※「出世しぐさ」は商標登録されました。
エリートの弱点を突く!
エリート社員に打ち勝つ! あなただけの出世術
◆新百合ヶ丘総合研究所のキャリアアップを実現する本のシリーズ
印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方
◆メルマガ「出世塾」の情報
(まずは発刊内容をご覧ください)
https://shinyuri-souken.com/?p=28756
◆キャリア理論の本紹介
https://shinyuri-souken.com/?page_id=41933
出世は「構え方」で決まります
◆新百合ヶ丘総合研究所の出世四部作