出世する人の共通点は? ー 優秀さを競わず、ポストをめざす

2024.09.16更新

 

「出世する人」の特徴で言われていることは、みんな優秀な人になる条件だ。しかし実際に出世する人は「優秀」という言葉から脱却した人だ。

「優秀さ」が出世を決めるわけではないことを知っているからだ。

だから現実にポストにつく方法を考える。

これが出世する人の共通点になっている。

 

どういうことだろうか?

出世する人を考えるとき、参考にしたい本がある。

 

スタンフォード大学ビジネススクールのジェフリー・フェファー教授が書いた悪いヤツほど出世するだ。

 

教授は、数字の裏付けもなければ効果測定もしないリーダーシップ産業に憤るが、

注目すべきは「数字の裏付けがない」という部分だ。

 

つまり、よく挙げられている出世する人の特徴はもっともかもしれないが、

どの考え、どの行動が、どのように出世に結びついたかは、統計上のデータなどないから、

実際のところはわからないということだ。

 

このことは頭に入れておいた方がよいだろう。

 

 

悪いヤツほど出世する

 

現に私はサラリーマン社会で、出世する人の特徴に挙げられているような行動に努めていても、出世できない人を多く見てきた。

 

評価が高いのに、なかなか昇進できないのだ。

その人たちは「なぜだ?」と嘆き悲しむ。

 

その人たちは、「優秀」なら、会社はポストを与えてくれると信じていたのかもしれない。

 

「優秀」を追い求めることは大事だが、そのことと出世とは別物なのだ。

 

 

出世とは、現実にポストにつくことだ。

ピンと来なければ、ポストにつくことが出世なのだ。

そう考えると、どのようにすればポストにつけるのかという次の段階に進める。

 

 

 

会社はどんな人をポストにつけようとしているのだろう?

 

そのポストにふさわしい人だ。

だが、「ふさわしい」というままでは、抽象的すぎる。

 

ここを、どんどん自分の言葉に置き換えてもらいたい。

「そのポストが務まる」

「そのポストで結果を出せる」

「そのポストの業務に精通している」

「自分がやってきたことと密接に関係がある」……。

 

 

そう、今の時代、会社は漠然とポストを与えたりはしない。

ポストにつける必然性を考えているのだ。

 

 

今は、「優秀」という言葉のままでは、出世はできない。

ポストにつくことを考えると、ポストへのつき方が見えてくる。

自分のアピールの仕方もわかってくる。

 

出世する人はポストにつくことを意識した人なのだ。

 

綾小路 亜也

 

 

コロナ後の「たった一つの出世の掟」を要約しました。

「優秀」からの脱却が書かれています

 

 

ポストにつくことを考えると、ポストへのつき方が見えてくる

 

 

下記記事も参考にしてください

ラインに乗る出世とラインに乗らない出世

 

 

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2024年9月16日 | カテゴリー : 出世する人 | 投稿者 : ayanokouji