2025.03.04更新
「出世は運」と言われます。それは出世コースに乗ることでしょうか? しかし、その前に人との関わりの運があったのではないでしょうか。
サラリーマンの最も大きな出世運は、上司との巡り合わせです。
何と言っても、評価をつける人だからです。
その評価によって行く手が左右されます。
上司との巡り合わせの根幹にあるものは、優秀な上司でないと、正しい評価をつけられないということです。
部下がどんなに優秀でも、上司が優秀でなければ、部下の優秀さがわからないからです。
出世運とは優秀な上司に出会えることなのです。
ここで、日本経済新聞裏面に掲載されている「私の履歴書」をちょっと思い起こしてください。
さまざまな人の履歴書が掲載されていますが、多くの場合、その人も優秀だったが、上司も優秀だったということが示されているのではないでしょうか。
上司が優秀だったから、その人を掘り起こすことができたのです。
そして、その人も出世しましたが、上司はそれより前に出世しています。
この場合の上司は広く解釈してよいでしょう。
直属の上司との関係が上手く行かなくても、その上の上司が目をかけてくれることもあるからです。
いずれにせよ、優秀な上司に巡り合えたという運がそこには存在するのです。
そうすると、理屈のうえでは、優秀な上司に巡り合えることができれば、出世の道に通じるということになります。
しかし、いままでそんな議論がなされた形跡はなさそうです。
「上司は選べない」と広く言われてきたからです。
この言葉に従えば、優秀な上司に巡り合えるかどうかは、まさに運ということになります。
優秀な上司に巡り合うことは、本当に運でしょうか?
40年以上も会社社会にいた私はそうは思いません。
優秀な上司はどこにいるのかということを考えてみることです。
きっと重要な役割を担う部署、業務難度が高い部署にいるはずです。
そのような部署は優秀な人材でないと務まらないからです。
そうすると、優秀な上司と出会うには、自らも重要な役割を担う部署、業務難度が高い部署に行けばよいということになります。
ただ、そのような部署に行くには、自らも優秀でなければなりません。
現職務で、成果をあげ、優秀と認められることが必要です。
「出世は運」と一括りにして考えると、そこには運以外の何物も存在しません。
その元を作るのは自分です。
この運に気づくことにより、運に近づくことは可能なのです。
そこから先は運ということになるかもしれませんが、近づくことができる運には、近づくということが、とても大切に思います。
加えて言えば、出世運にはタイミングによる運もありそうです。
詳細は、『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』を参考にしてください。
綾小路 亜也
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