自分の強みを「誰もが認める強み」に書き換えるには?

2024.04.05更新

 

「自分の強み」を「誰もが認める強み」にするにはどうしたらよいだろう?
事実を示すことだ。事実が示されないと「本当?」と思うし、言っていることもわからない。

 

 

「自称」っぽくなるのだ。

 

事実を示すとき、往々にして次のような表現が使われる。

「粘り強い取り組みの結果」

「コミュニケーョンを強化して」

「真のニーズを探った結果」

 

すると、自分の強みは「粘り強い」「コミュニケーションを図るのが得意」「真のニーズを探れる」ということになる。

 

だが、こんな表現には、みんな飽き飽きしている。

 

自己申告書などに、どのように記載したら、誰もが認める「強み」になるだろうか?

 

拙著コロナ後の「たった一つの出世の掟」のなかで述べた記載例を紹介したい。

 

記載例①

企業営業深耕工作(シェアアップの実現)

(主なシェアップ先とシェアップによる効果:A企業 売上増○○ B企業 売上増○○)

 

※付け足すなら

(現在までのシェアアップ実現企業数△△社)

 

記載例②

新規企業工作

(主な開拓取引先:C企業 現在の売上○○ D企業 現在の売上○○)

 

※付け足すなら

(現在までの新規開拓企業数××社)

 

どうだろう?

簡潔すぎて、「えっ」と思ったかもしれない。

そう、強みの記載を「企業営業深耕工作(シェアアップの実現)」「新規企業工作」と簡潔に表現し、

「事実」をカッコ書きで示したのだ。

 

つまり自称っぽくなる文章での表現をやめたということである。

 

読み手に立って、考えてもらいたい。

文章で書かれていると、「見慣れた記載がある」と思いつつ、内容を読み、自分の頭で消化しなければならない。

見ただけで読むのが負担になる。

それよりも負担にならない表現を好むに決まっている。

 

それは目で読み取れる表現だ。

 

簡潔で、事実がハッキリと示されている表現である。

 

 

目でわからせることが大事

 

もう一つ、考えておきたいことがある。

書き手は、「強み説明→事実」の順でわからせようとするが、読み手は「事実→強み説明」の順で判断するということだ。

 

思考順序が書き手と読み手では逆なのだ!

だから強み説明に凝っても、読み手の頭を素通りしてしまう。

一方、事実が浮き出るように記載されていると、目がとまり、「そんな事実があるのなら」と強みの中身を確認する。

 

 

いまは表現力向上に誰もが関心をもつ時代だ。

 

「粘り強い取り組み」「コミュニケーションを強化して」「真のニーズを探る」などの表現をみんなが磨こうとする。

 

表現力を磨くことは大切だが、読みたいと思われなければ何にもならない。

 

目にとまるには、読んでもらうにはどのような表現がよいか、考えることが重要だ。

 

綾小路 亜也

 

コロナ後の「たった一つの出世の掟」

自称「強み」を、誰もが認める「強み」に書き換える から要約

 

 

人にわからせなければ、強みにならない

 

 

関連記事:「事実」を示しにくい人が、「事実」を探す方法は?

「自分の強み」がわからない人へ ー 継続している事実を数字に

 

 

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