2024.11.03更新
マーカーを引くといえば、重要と思われる箇所にすることが一般的ですが、あなたの感覚で「この表現いいね」と思った時も、マーカーを引いてください。
その表現はあなたに合っているのです。
そんな表現に注意を払っていけば、自分らしい表現を蓄積していけます。
その際、「表現」に線引きしたことを明らかにするため、マーカーの色を替えることが大事です。
イメージしてもらうために、最近、私がマーカーを引いた箇所(黄色)を紹介しておきます。
私の感覚で、「この表現いいね」と思った箇所です。
『世界最高の話し方』(岡本純子 東洋経済新報社)より
𠮟りもしないが、ほめもしない。
「コミュレス」では士気も株価も上がりません。
優れたリーダーほど「感情」と「熱気」を操り、その「エネルギー」で人を動かします。
翻って、日本のエグゼクティブはこの「エネルギーレベル」が低めです。
社員の心は1ミクロンも動かない、冷めた、生気のない話し方。
この「低体温症」は会社だけではなく、学校などにも蔓延しています。
淡々と一方的に抑揚のない言葉で話す教師の姿を見て、生徒たちは「この話し方がスタンダードに違いない」と思い込む。
「シャンパンタワー」のような悪しき連鎖が続いていくのです。
私は岡本さんのような話し方が好きなのです。
岡本さんのように、畳みかけるような言い方、パッパと言い切り先に進む迫力、機知に富んだ表現が自分に合っています。
もちろん岡本さんはアメリカなどで話し方の武者修行を重ねてきた新進気鋭のプロです。
本も売れているし、岡本さんの出現により、話し方の根本がきっと変わります。
そんな岡本さんになるのはむずかしい。だけど岡本さんのように表現したい。
これでよいのです。
単純に、「こんな表現好きだから、自分もこんな表現してみたい」でいい。
自分が気に入った表現を、どんどんマーカーを引くことに意味があるのです。
『世界最高の話し方』
あなたにも、あなたの好きな表現が必ずあります。
そんな表現に出会ったら、すかさずマーカーを引いていくのです。
「この表現いいね」と思った箇所を線引きすることに意味があるのは、
自分が感じたり、言いたいことを、人はどのように表現しているか学べるからです。
そんな表現を蓄積していけば、自分の表現の幅を広げることができます。
自分の生き方に合っている表現に出会うこともあります。
ここも、私が線引きした箇所を参考例としてお話ししておきます。
『1分で話せ』(伊藤羊一 SBクリエイティブ)より
信頼を得るためには、まずは自分たちのエゴを捨て、相手の課題に向き合い、ニーズに応える。ひたすらこれを続けていれば、必ず商売に結びつきます。
今度は私が取引先側の立場で、ITベンダーさんとお付き合いしている時に、やっぱりそうかと確信することになりました。
その会社の担当者は、常に、当時私のいた会社のトップから担当に至るまで、また、システム部門だけでなく営業、マーケティングやその他色々な部門に至るまで、幅広く話を聞き、私たちの「壁打ち相手」となってくれていました。
私は「壁打ち」という言葉に線引きしました。
ここでの「壁打ち」はいろいろ試したということです。
壁から跳ね返るボールに、何度も体を合わせにいったということです。
私は、そんな試行錯誤がビジネスではとても大事だと考えています。
そのことを「壁打ち」と表現していたのでマーカーを引いたのです。
あなたにも、あなたが大切にしているものが必ずあります。
ここも、自分が大切にしているものを、人はどのように表現しているか知り、大切にしているものの中身をかみ砕いたり、深めていってもらいたいのです。
『1分で話せ』
私たちは、話し方や言い方を向上させようと思うとき、大きな過ちを犯しています。
その話し方、言い方が自分に合っているかどうかを考えずに、取り入れようとすることです。
自分に合っていない表現をいくら取り入れても、自分のものにはなりません。
話し方のテンポも同様です。
私たちは、ゆっくり落ち着いた口調で話さなければいけないような先入観をもっています。
しかし岡本さんの表現を見てください。そんなことはないのです。
いま、「少し早口くらいのほうがいい」と言われていますが、重要なことは、自分に合ったテンポで話すことです。
綾小路 亜也
心に正直な本へのマークが、あなたの言葉を育てる から抜粋
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