2024.05.23更新
ハンコは捨てたくても、捨てられない。その結果、ハンコは増え続け、銀行の届出印を押さなければならない時、「これでもない」「あれでもない」とやっている。
しかし、ハンコが増え続けるのは無理からぬことだ。
何かの手続きで、急にハンコが必要になって買いに行ったこともあるし、
転勤先でハンコが必要になって作ったこともある。
子供の給食費の引き落としのために、学校指定の銀行口座を作り、口座専用のハンコを作ったこともあるし、
証券会社に口座を開いた際、気分一新、ハンコを作ったこともある。
ハンコの数に、あなたの今まで歩んだ人生が刻まれているのだ。
口座を開設する都度、ハンコを作る人は多い
そんなあなたのために、ハンコの断捨離方法をお話ししたい。
まず、ネットで「ハンコ 供養」でも「印鑑 供養」いいから検索してもらいたい。
すると、「印鑑供養します」とか「無料ではんこ供養のお取次ぎをいたします」というハンコ屋さんが出てくる。
そのハンコ屋さんが、あなたの聞き覚えのある店だったり、あなたの住んでいる近くにあったなら、問題解決だ。
検索結果を何ページか開いてみると、ハンコ屋さん21の店舗が多いことに気づく。
ハンコ屋さん21の店舗に持っていけば、ハンコ供養の取次ぎをしてもらえることになる。
ネットを見る限り、本部FCサポートへの送付も受け付けているようだ。
そしてネットを見ているうちに、毎年10月1日が「印章の日」であり、その日に「ハンコ供養」が行われることもわかるはずだ。
ハンコ供養を行うのは、神社(寺院でも行っているところもある)だから、直接、近くの神社に聞いてみるという手もある。
べつに「ハンコ供養」など必要ないと思う人は、ズバリ、近くのハンコ屋さんに廃棄処分をお願いする手もある。
そうした場合、ハンコ屋さんは、ハンコの表面を潰してから廃棄してくれると思う。
ハンコ屋さんにきいてみるのも手だ
こんな手続きも面倒と思う人は、ハンコを捨てるしかないが、その際、ちょっと勇気を出してハンコの表面を一部削っておいた方がいい。
セキュリティの観点からだ。不正使用を防ぐためである。
ハンコを断捨離する効果についても述べておきたい。
ハンコの断捨離をすると、気持ちもすっきりするが、ハンコの「使い回し」がなくなる。
今まで、ハンコが多すぎたため、いろいろなハンコを押してしまい、
その結果、どの書類にどのハンコを押したかわからなくなり、「これでもない」「あれでもない」とやっていたが、そんなことがなくなる。
もう一つは、それぞれのハンコの役割を認識することだ。
ハンコは大きく、実印、銀行などへの届出印、認印に分かれる。
認印には、家で使う認印、宅配などの受け取りに使う認印、会社で使う認印がある。
そうすると、ハンコは、実印+銀行届出印(口座数分)+認印(家、宅配受け取り、会社)の数だけあれば足りることになる。
余分なハンコ、使わなくなったハンコを思い切って捨てることは、それぞれのハンコの役割を認識することにつながるのだ。
そして余分なハンコがなくなると、ハンコを丁寧に押すようになる。
それぞれのハンコには役割がある
今、ハンコを使うことは少なくなってきている。
しかし、けっしてなくならないのもハンコだ。
ハンコを押すということは、自分への確認行為だ。
ハンコをもらう立場から見れば、信頼への裏付けとなる。
ハンコはビジネス、自分の出世や昇進と密接に関係がある。
多くの人はそのことに気づかないが、
気づきのファーストステップは、余分なハンコを処分することかもしれない。
綾小路 亜也
『印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方』
ハンコも断捨離が必要 より
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ビジネスマンのハンコの押し方・持ち方
『印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方』
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