2022.11.03更新
休み明けに、職場の雰囲気をよそよそしく冷たく感じたことはないですか?
これが連休明けだった場合は、出勤した際に「あーあ、また会社が始まっちゃたね」といった共通項があるが、自分だけ休んだ場合は、職場で感じ取る空気がまったく違ったものになる。
まるで「あなたが休んでいる間たいへんだった」とか、「いろいろなことがあってね」という言葉が背中に書いてあるようだ。
休みが一日ならまだしも、体調を崩したり、家の用事などで数日休んだ場合はさらにそんな感じを覚えるはずだ。
こんな思いを味わうのが嫌で、休みをとれない人は多い。
しかし、あなたが気にするほど、人はあなたの休みなど気にしていない。
このことを会社生活が長い人は知っている。
なぜこんな話題を切り出したかというと、ビジネスマンやビジネスウーマンにとっては、こんなことがとても大きく感じられるからだ。
そして職場の空気を予想できるから、ますます会社に行く足が重くなって、また休んでしまうという事態が起きてしまう。
つまり、休みをとると、会社に行きづらくなるということだ。
そんな構図で、悩みは拡大していくことが多い。
私にも経験があるので、この問題を取りあげたのだ。
もし、みなさんがこんなことに悩んでいるとしたら、ぜひ、次のことを参考にしてもらいたい。
一つは、誰でもそんな空気を感じるということだ。
そんな感情は、役職に関係なく誰にも襲ってくるものなのだ。
もし、あなたが「課長や部長だったら、そんな感じにならないだろう」と思っているとしたら、それは違う。
課長や部長は「みんなが一生懸命働いているのに、休んじゃったな」ときっと思っている。
たぶん、役員でも社長でも、そんなきまり悪い朝を迎えているはずだ。
しかし、休み明けの朝はぎこちないかもしれないが、仕事を始めているうちに、すぐにまた職場の雰囲気に溶け込むということもよくあるのではないだろうか。
ここは器用に、自分から言葉を発して、職場の空気に馴染んでもらいたい。
付け加えるならば、あなたは自分が休みを取ったことを気にしているが、冷静に考えると、あなた以外の人もけっこう休みを取っているということにも気づいてもらいたい。
会社社会には、休みをとることに器用な人とそうでない人がいる。
器用な人は、休み明けにこんな会話をしていないだろうか。
「いやー、まいっちゃたよ。一昨日、家に帰ってちょっと体がゾクゾクするから体温計で測ってみたら38度5分もあってさ。びっくりしちゃったよ」と明るく周囲に話している。
そうすると、そんな話を聞いた人は「大丈夫なの? あまり無理しない方がいいよ」と言う。
また、家の用事だったら、「姪の結婚式が土曜日に軽井沢であって疲れちゃった。疲れが抜けないので、悪いけど昨日は休ませてもらった」と話している。
人は、そんな話を聞くと、「最近、軽井沢で結婚式挙げる人って多いって聞くよね。たいへんだったね。そんなときは休んだらいいよ」と答えてくれるし、「オレもこの前そうだったんだよ。新幹線で行ったんだろ。新幹線も混んでいただろ」と、むしろ話が弾むかもしれない。
ここまで器用でなくてもよいが、ぜひ、自分からの発信を試みてもらいたい。
そのうえで、おすすめしたいのは「宣言型休暇」だ。
「来月の10日の月曜日休みます」と早々と宣言してしまうのだ。
その日に、家でゆっくりくつろぐもよし、家族サービスに徹するもよし、土日に旅行に行き、月曜日は家でゆっくりするのもよし、自分の好きなようにつかえばいい。
こんな「宣言型休暇」の場合は、周りも早々と知るので、休暇中も「いまごろ、みんな何やっているのか」と考えることもないし、休み明けもそんなに気にならなくなる。
ビジネスマンやビジネスウーマンの悩みは、誰しも同じ経験をしてきた悩みだ。
けっしてあなただけが感じていると考えないで、頑張ってもらいたい。
綾小路 亜也
営業女子向けに書いた記事です
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