2023.06.07更新
エスカレーターに乗っていたとき、前にいる人がスマホに夢中になっていたため、
電車に乗り遅れたという経験はないだろうか?
そんなとき、「電車がホームに入ってきているのに、なぜ後ろの人のことを考えないで、悠然とスマホをやっているんだ!」と無性に腹立たしくなる。
こんな場面だ
それでは、前でスマホをやっていた人に、どういう行動を期待したのだろうか?
電車がホームに入ってきているのだから、その人にも早くエスカレーターを降りてもらいたかったのではないだろうか。
しかし、エスカレーターを駆け下りることは禁止だ。
ということは、エスカレーターで乗っているときは、スマホをやっていようが、やっていまいがマナー違反ではないことになる。
そうは言っても、電車に乗り遅れた人は気持ちで納得しないだろう。
私も、この問題に悩んだ一人だ。
そこで、エスカレーターでスマホ夢中になっている人のその後の動作を追ってみたのだ。
ほとんどの人が、エスカレーターを降りてからもスマホをやっている。
エスカレーターを降りてからも、スマホに夢中になっているから動作が緩慢なのだ。
その動作の影響を受けて、電車に乗り遅れた人も多い。
スマホをやっている人は、エスカレーターを降りた後の動作が緩慢だ
こうなると、話は違ってくる。
駅構内は、電車に乗り降りする、そのために移動するという目的のためにある。
電車への乗り降り、移動を阻害しているならば、それは人の迷惑になっていることであり、やはりマナー違反なのだ。
ハワイのホノルル市で道路横断中の「歩きスマホ」を禁止する条例が施行されたことが話題になった。
この背景には、アメリカでは2016年に歩行中の事故で死亡した人が5,987人もいて、
その原因の1つが「歩きスマホ」だったのだ。
エスカレーターでスマホに夢中になっている人は、エスカレーターを降りるときも足元を見ないことになり、たいへん危険だ。
そのままの動作でホームを歩くと「歩きスマホ」となる。
そうすると、ホームから転落するという事態にもなりかねないし、他の人と接触し、転倒したり、転倒させるおそれもある。
つまり、エスカレーターでのスマホは、エスカレーターを降りてからもスマホを見るという動作が継続されるため、たいへん危険なのだ。
駅構内でスマホを見るときは、人が移動していない場所で立ち止まって見ることが必要だ。
そうすれば、その人のためにも安全だし、移動する人の迷惑にもならない。
いま、社会は大きく変化している。
スマホだけでなく、キャリーバッグもここまで普及するとは誰も思っていなかった。
レジでポイントカードを提示するのが当たり前の世の中となっている。
ということは、マナーも変化しなければならないということになる。
正直、マナーは社会変化に追いついていない。
これからの時代、マナーもセキュリティと高齢者化時代を強く意識しないと時代から取り残されてしまう。
(参考記事)
キャリーバッグのマナー
https://shinyuri-souken.com/?p=34984
レジに並ぶときのマナー
https://shinyuri-souken.com/?p=35495
関連記事:電車のマナーは意味を説明する必要があるのでは
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