2024.10.27更新
昇進を推薦する人が、候補者が「どのような人か」言えなければ、昇進は実現しない。
たとえば部長があなたの推薦者だった場合、部長が役員や人事部に、あなたが「どのような人か」を表現できなければ、出世はかなわないということだ。
昇進を判断する際、「人となり」を知りたいからだ。
「どのような人か」がわからないまま、責任あるポストに就かせることなどありえないのだ。
しかし、出世をめざすほとんどの人は「どのような人か」の意味を勘違いしている。
自分をよく見せる何かをしていなければならないような気持ちになってしまうのだ。
そんなことから、ビジネス書を次々に読んだり、自己啓発セミナーに通ったりする。また、ビジネス英会話を習ったり、資格取得にもチャレンジする。
それらはとてもよいことだが、自分が「どのような人か」を示しているわけではない。
よく考えてもらいたい。
ビジネス書を読んだり、自己啓発セミナーに通ったり、英会話を習ったり、資格取得に努めることはよいことだが、そんなことが上司との会話のなかで、頻繁に出るとは思えない。
すると、推薦者である上司は結局、候補者のことをよく知らないままになる。
推薦者がそんな状態でも通ってしまうのは、ギリギリ課長昇進くらいまでだ。
それ以上の役職となると、推薦者の上役や人事の人は候補者の「人となり」を知りたいのだ。
その理由は、登用したものの、問題が発生した場合はたいがい「人となり」が影響しているからである。
「人となり」を知りたい彼らにとって、推薦者がそれを言えないようでは、昇進はかなわない。
この「人となり」をむずかしく考える必要はない。
興味をもっていることや日頃やっていることを続ければいいだけだ。
小説を読むのが好きというならば読み続ければよいし、トレッキングやガーディニング、城巡り、美術館巡りが好きというならば続ければいい。鉄道模型、コイン集めなどを趣味にしているならば、趣味にかける時間を大切にすればよいし、毎日、ウォーキングしているならば続ければいい。
そんなことは伝わるものだからだ。
業務と関係がないことのほうが、その人のことをよく表している。
そして人の心に残る。
昇進候補者の「なにか」を上役や人事の人に感じ取ってもらえばいい。
だが、実際には、この「なにか」を推薦者が言えないことが多い。
趣味や普段していることは「人となり」を表している
ここで述べたことは出世の盲点になっている。
あなたには、妙に自分を繕うのではなく、ありのままの姿でいてもらいたい。
自分が大切だと思うことは、大切にしてもらいたいということだ。
人に語るのは、そんな自分の姿だ。
そうすることにより、人はあなたを知る。
ありのままの姿を知られることが、出世には必要だ。
綾小路 亜也
ありのままの姿が人の印象に残る から抜粋
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