私がハンコの本を書くと言ったら、「そんな本、誰が読むんだ」と、みんなから反対された。
その理由はシンプルで、「いまさら、ハンコ……」だからである。
著者の私が言うのもたいへんおかしいが、読者のみなさんも、そんな気持ちをお持ちではないかと思い、ハンコの記事は、できる限り他の記事に挟みながら紹介しようと考えていた。
ところが、ハンコのことは誰も教えられたことがないから、記事を紹介してみて、意外に反応があることに驚いた。
そのとき、私は、はたと自分の原点に立ち帰ったような気がした。
私は、どうしてもビジネスパーソン向けにハンコの本を書きたかった。
しかし、書き出してはあきらめ、またチャレンジしてはあきらめるということを、ここ数年繰り返してきた。
それは、ハンコの本を書こうにも、既存の本などはほとんどなく、材料が乏しかったからだ。
私は、今度はハンコ屋さんに座り込んだり、ハンコの自動販売機で、何度も自分のハンコを作ったりした。
また、違うサイズのハンコを作ったり、書体の違うハンコも作ってみた。
その結果、なんとか本のレベルまでまとめることができた。
私が、なぜハンコにこだわったかというと、ハンコはビジネスと密接に関わっているからである。
人の印象とも、深く関わっている。
そして、嫌な表現にはなるが、企業に勤める人にとっては、人間関係とも昇進、出世とも関わっている。
そんなことをお伝えしたかったことが、私の原点だった。
考えてみれば、私がビジネスマナーの本を書いたときも、よく言われているビジネスマナーのポイントは、実際のビジネス感覚とは、だいぶずれているということをお伝えしたかった。
また、出世の本を書いたときも、昇進、出世には、能力以上の要素が大きく存在し、その要素とは何かをお伝えしたかった。
行き詰らない営業の仕組みを作ることが、営業の本質ではないかと考え、営業の本を書いた。
そんな私の原点に立ち帰って、ハンコの記事については、連載したいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
これから、ハンコのサイズや書体による印象の違い、商売繁盛につながる角印の押し方、役職印の使い方などの話に入っていきます。
極めつけは、最後の印象についての記述です。
人の印象は、私たちが気がつかないところで生まれている、という衝撃的な結びとなっていますので、期待してください。
本の中でも紹介しているハンコの自動販売機
ビジネスマンのハンコの押し方・持ち方
『印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方』
本の目次スマホで読む方法
◆企業で働く人のビジネスマナー(発行書籍)
出世するビジネスマナー
「出世しぐさ」のすすめ
※「出世しぐさ」は商標登録されました
情報を軸にした 新しいビジネスマナー
本の目次
※「情報セキュリティ時代のビジネスマナー」は商標登録が認められました。
できる社員のビジネスマナー
本の目次
◆新百合ヶ丘総合研究所のキャリアアップを実現する本のシリーズ
ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!
◆メルマガ「出世塾」の情報
(まずは発刊内容をご欄ください)
https://shinyuri-souken.com/?p=28756
◆キャリア理論の本紹介
https://shinyuri-souken.com/?page_id=41933
出世は「構え方」で決まります
◆新百合ヶ丘総合研究所の出世四部作