新百合ヶ丘総合研究所が実施した、ハンコの印象についての実験結果を見てもらいたい。
〈図1〉には10ミリ、12ミリ、13・5ミリの印影がある。
実際にハンコ屋さんから購入して押印したものを画像にした。
10ミリのサイズは、ハンコ屋さんのショーケースから買い、
12ミリ、13・5ミリのサイズはハンコ屋さんにオーダーした。
認印はたいがい名字だけなので、日本一多い名字「佐藤」さんを使い、書体は古印体に統一した。
見る機器によって、サイズは変わってしまうが、見え方の違いに着目してもらいたい。
特に10ミリと12ミリのサイズの印影の見え方に注目してもらいたい。
『印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方』 より
どうだろうか?
10ミリの認印と12ミリの認印は、たかが2ミリの差だが、ここまで差がついて見える。
しかし、ビジネスマンの多くは10ミリのサイズのハンコを使っている。
それは、文房具店やハンコ屋さんの回転式のショーケースなどから購入していることが多いからだ。
10ミリのサイズのハンコを報告文書などに押すと、かなり安っぽく映る。
このサイズのハンコで押すと、いかにも形だけ押したという感じになる。また頼りなく見える。
まずサイズが目につく。
そして、このサイズのハンコで押された印影は、いかにも大量生産されたという感じを受けることから安っぽく見える。
ビジネス文書には、この10ミリの一つ上のサイズである12ミリの認印を使ってもらいたい。
12ミリの認印で押された印影は、まずサイズが書類に見合ってくる。
そして10ミリの認印より価格が跳ね上がる分、印影にも違和感を覚えなくなる。
12ミリのサイズの上は、13・5ミリのサイズとなる。
<図1>で13・5ミリのサイズの印影は、12ミリのサイズの印影との比較で、どう見えただろうか?
きっと、「ちょっと大きいかな?」と感じたと思うが、逆に言えば、なかなか立派だということになる。
結論から言えば、13・5ミリのサイズの認印を使っても、まったくおかしくない。
あなたが管理職ならば、13・5ミリのサイズの認印を使ってもらいたい。
それは、部下が作成した書類に印を押すとき、13・5ミリの認印はぴったりのサイズだからだ。
まさに決裁したという感じになる。
ハンコを考えるとき、まずその大きさに着目すべきだ。
ビジネスパーソンは購入経緯から10ミリのサイズの認印を持っていることが多い。
実はここがネックだった。
押したハンコの印象を手っ取り早くよくするには、大き目のサイズの認印を使うことだ。
そうすれば、印象は飛躍的にアップする。
綾小路 亜也
『印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方』より
ビジネスマンのハンコの押し方・持ち方
『印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方』
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