スケジュールは思い立ったら、入れる!

2024.11.01更新

 

組織の中で仕事をしていくには、「自分のスケジュールを確保する」ということがとても重要だ。

 

その強力な手段はスケジューラーだ。
紙の予定表でもよい。

 

自分の予定を、先に先に埋めて、ブロックすることが必要だ。

 

 

スケジュールの入れ方にはコツがある。

 

それは、みなさんがこんなことをしたい、あるいは、こんなところに行きたいと思ったら、その場でスケジュールを入れてしまうことだ。

 

こんなことをしたいという中には、きっと事務処理や会社の中での仕事も含まれるだろうから、そんな事務処理や社内での仕事も、思いついたら、すぐにスケジュールに入れてしまうことである。

 

そのコツは、「思ったら、入れる!」

 

この「思ったら、入れる」は、口で言うのは簡単だが、意外に難しい。

 

「〇〇商事に来週あたり訪問しよう」と思っても、「べつにアポを入れているわけでもないし、それに、来週は来週で、どんな用事が舞い込んでくるかもしれない」と、行くかどうかハッキリしない予定や、変わる可能性があるものをスケジューラーに入れることに抵抗感を持つからだ。

 

予定どおり実行できなかった場合の周囲への気まずさを思うからである。

 

自分が思ったことをスケジューラーに入れないと、かならず他の予定が入ってしまう。

 

そうすると、結局は、自分の思ったことが、実現できないことになる。
イライラ感が募るのだ。

 

しかし、そんなときにも、コツがある。

 

それは、実行がまだ不確定な予定には、(仮)とか、(予定)と書くことだ。

 

〇月〇日 ××商事訪問(仮) 〇月〇日 △△物産訪問(予定)と書けばよいと思う。

 

それならば、もちろん(仮)や(予定)なので、スケジューラーに入れる抵抗感はなくなるし、予定どおり実行できなかったとしても、周囲への気まずさは軽くなる。

 

しかし、人はその(仮)とか(予定)と書かれているスケジュールを見て、そのスケジュールを尊重するはずだ。

 

また、(仮)とか予定と書くことによって、自分が考えたことを、スケジューラーに入れやすく、なおかつ、実行を促しやすくなるのだ。

 

スケジューラーには、ぜひ、休暇取得も書いてもらいたい。

 

休暇取得は、「来週あたり、休暇を取ろう」などと漠然と思っているだけでは、絶対に取ることができないからだ。

 

この「思ったら、入れる!」そして、(仮)、(予定)という方法を駆使すれば、みなさんのイライラ感も、かなり減る。

 

綾小路 亜也

 

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