2024.09.16更新
接待する側も、受ける側も接待に慣れていると、宴席は時刻通りに終わる。
料理の流れに沿って宴席が進むからだ。
デザートは「結」のサイン
料理自体に起承転結があるためだ。
ところが、料理の流れに乗らない人がいる。
仲居さんが次の料理を出すタイミングを窺っているにもかかわらず、出された料理に箸もつけず、酒を酌み交わしたり、話に夢中になっている人たちだ。
そうなると、お店も困るが、宴席の終了時刻も大幅に伸びてしまう。
気をつけたいことは、料理の流れに乗らない宴席はまとまりがないものになるということだ。
料理の流れに乗って接待が進めば、
接待を受ける側は、お開きの前に簡単な口上を言う雰囲気のようなものが生まれる。
「本日は、お気づかいいただきありがとうございました。また、業務でもいろいろご支援いただき本当に感謝しております」などの言葉だ。
そんな口上のあとに、「今、懸案となっていることも前向きに検討させていただきます」「ご提案いただいていることにつきましては、またご相談させていただきます」という言葉でもあれば、接待は大成功だ。
ところが、いつまでも終わる気配がない接待は、こんな接待の結びのような雰囲気を作ることができない。
相手から「また、今度やりましょう」とタクシーに乗り込む寸前に声をかけられるくらいが関の山だ。
これでは、接待の意味はない。
雑然とした接待は料理の流れに合っていない
「できる社員」は、接待の終わり方にものすごく神経を使っている。
仲居さんに、「そろそろご飯ものを出していただいてもけっこうですよ」と言ったり、「お茶をお願いします」と言っている。
終了間際にはそっと席を立ち、会計を済ませ、タクシーを呼んだり手土産を確認している。
いつまでもどかっと座ったまま、追加の酒を注文している社員とは大違いなのだ。
綾小路 亜也
⑯ 「できる社員」は時刻通りに接待を終わらせる から抜粋
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