『仕事の哲学』 

一流役員が実践している仕事の哲学

安田 正

クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 2013-01-17

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長年サラリーマンを経験した人には、痛いところを突いてきたなという印象だと思う。
本は、一貫して、平社員、部長、役員、一流、二流、三流の人の行動パターンを記している。
確かに、そうした部分があるのは事実かもしれません。
特に、役員まで昇りつめる人のネクタイは長いという箇所では、思わず苦笑しました。
また、この本とほぼ同一視点同内容の記述が、「PRESIDENT」2013.09.30号 「新しい一流の男の教科書」に載っていたこともご紹介しておきます。

 

本書は、おそらく 成功本のジャンルに入ります。
この本で言う「役員の人は、こうした行動を取る」=成功者なのでしょう。
しかし、読者の人に誤解しないでもらいたい点は、 「こうした行動をとったから役員になったのではなく、結果として、こうした行動となった」ということです。
もし、この本に書かれている行動をビジネスマン全員が取ったとしたならば、全員が役員となってしまいます。
また、役員=成功者かというと、そんな単純な話ではないでしょう。
さらに言うと、こんな表面的な話は、きっと物事の本質とは関係がないと思います。
私は、一人のサラリーマンとして、一人の人間として、 形ではなく、自分が築き上げた中身が問題だと思いますが、みなさん、いかがでしょうか?

 

 

 

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2013年10月8日