2024.05.18更新
私たちは「相手の話をメモする」ようにと教わってきたが、ひたすらメモしていては、人と会っている意味は薄れる。
そもそも、面談の目的は何だろう?
もちろん人と会って話すということだが、
そこには人の表情がある。
感情がある。
言葉だけではなく、その人の全身からにじみ出ているものがメッセージなのだ。
それを、その人が話す言葉をひたすら書き取っていては、人と会っている意味は薄れる。
面談のなかでメモを取るときは、メモを取る必要が生じたときと、考えればよいかもしれない。
そもそも面談とは?
面談中にメモを取りまくると、どんなことになるのだろう?
相手に対して失礼になるのではないだろうか。
それは、相手の顔も見ずに、ひたすらメモを取りつづける光景を考えてみればわかる。
それに、いかにも、わざとらしく映らないだろうか。
相手は「あなたの話を寸分漏らさず、書き取りますよ」といったわざとらしさ感を持つかもしれない。
私もメモを取りまくる人を見てきた。
社内ならまだしも、得意先との面談中に、メモを取りまくられると、同席者として本当に恥ずかしい気持ちになった。
これでは取材だ。
そしてメモを取りまくる人の思惑とは逆に、相手から好印象は持たれないだろう。
視線はどうしてもメモ帳に向いてしまう
会議や打ち合わせの場合でも同じことが言える。
何のために、人が集まっているかだ。
話している人の言葉のニュアンス、語気、表情、感情を体で感じ取れるから集まっているのだ。
そして人は体感したものから、会議の要点、目的、重要なことを知る。
ひたすら、下を向いてノートに書き取っていては、会議に参加している意味は薄れる。
なぜ会議をするのか?
参考までに竹田恒泰氏の話を紹介したい。
竹田恒泰氏は講演では一切、資料やレジュメを配布したり、映像やパワーポイントなどは使用しないと言う。
せっかくの講演会ですから、生身の人間が身振り手振り、表情、声の強弱を駆使して話すのを直接見聞きしてもらったほうが、聴衆にとっても価値があるはずです。
『日本人が一生使える勉強法』から
ポイント
①面談とは何かということを考える。言葉だけではないはずだ。相手の全身からにじみ出ているものがメッセージである。
②会議でも同じことが言える。メモを取りまくると会議に参加している意味がなくなる。集中力も欠けてくる。
③世の中で言われていることを十分に咀嚼し、現実の世界にあてはめてみることが必要である。
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