夢をかなえるゾウ
水野敬也 ミズノオフィス 2007-08-11 |
大ベストセラーの紹介です。
赤坂のハイタワーマンションで開かれた実業家のパーティーにもぐりこんだ主人公は、自宅に帰り、むしゃくしゃして冷蔵庫から発泡酒を取り出して飲んだ。
そんな主人公の下にガネーシャ(インドの神様)が現れる。
そして、ガネーシャは言う。
「自分、昨日めちゃ泣いとったで」
「号泣しながら言うてたやん、『変わりたい』て」
そして、「覚悟、でけてるわな?」と聞くのである。
ガネーシャの教えは始まる。
一日にひとつずつ課題を与えていく。
靴を磨くーコンビニでお釣りを募金するー食事を腹八分におさえるー人が欲しがっているものを先取りするー会った人を笑わせるートイレ掃除をするーまっすぐ帰宅する………。
そして、その課題の一つひとつに意味が込められている。
この本は物語形式で進まれているため、あとは読んでのお楽しみということにさせていただくが、一箇所だけガネーシャと主人公の会話を紹介しておきたい。
「なんや、自分、『やりたいこと』分からんのんかいな」
「そうなんです。分からないんです。自分のやりたいことが何なのか、分からないんです。だから、ずっと考えていました。でもその答えはまだ見つかっていません」
「それはな……自分がやりたいこと見つけるために一番やったらあかん方法、それはな……『考える』ことや。……」
「ええか? 大事なことやから繰り返し言うで。やりたいこと見つけるための方法は一つだけや。それは『体感』することや」
「そや。実際にやってみて、全身で感じる。……」
そして、ガネーシャはヒントを出す。
「人が行動する理由はな……まあ、ざっくり言って『憧れ』やな。……けどな、そん中でも自分らが一番やるべきなんはな……」
「『やらずに後悔していること』や」
私たちは、不思議なことを繰り返している。
それは、ガネーシャが言うように、私たちは成功法則の本をたいがい読んでいるからだ。
しかし、私たちは、それなのに、なぜまた成功法則の本を買おうとするのだろうか?
その解はこの本の中にあり、この本が大ベストセラーとなった理由だと思う。
先日、夏川賀央氏の『会社を踏み台にして昇る人踏み台にされて終わる人 』を紹介した。
「やりたいこと」と「やりたくないことリスト」について触れたが、多くの人からメッセージをいただいた。
そして、多くの人は、『夢をかなえるゾウ』の主人公のように、自分のやりたいことが分からないということも、けっこう多いのではないかと思う。
その意味で、ガネーシャの言葉を紹介した次第である。きっと、参考になると思う。
『夢をかなえるゾウ』
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