スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール
ケリー・マクゴニガル 泉 恵理子 日経BP社 2016-10-06 |
みなさんは、ケリー・マクゴニガル博士の最新本の下記目次を目にすると、驚くと思う。
いずれもがブログによく登場する題材だからだ。
それは、この本は「日本人の読者」を意識して書かれたからだ。そして、その内容は「日経ビジネスアソシエ」に2014年6月から2年にわたり掲載さえていた。
ただ、これらの題材は私たちが非常に関心を持っているものであり、読者にとっては、一挙に「解」を得るチャンスである。
この本を読むと「考え方」がいかに大事かを知ることになる。
参考になった箇所は、目次のあとに述べる。
目次
第1章 成功を、どう引き寄せるか
スタンフォード大学の学生が「成功する理由」/時間管理術について/人は見た目が9割!? 成功する服装・スタイル/生産性を上げるポーズ
第2章 人間関係を、どう築くか
職場の人間関係について/雑談の効用/どう、誤るか/「他人がどう思うか」気にするメリットとは?/「言葉」と「行動」を一致させる/ チームに貢献するコミュニケーション
第3章 やる気(モチベーション)を、どう出すか
やる気(モチベーション)をどう高めるか/新年の目標設定/「目標を現実にする」モチベーションを育む
第4章 マイナス(負)の感情・状況に、どう対処するか
「悪循環」を断つ/「自信がない」と悩む人へ/妬みの感情/陰口について/「不安」を逆手に取る・”あがり症”を克服する方法/ 「中毒・依存」から抜け出すには
第5章 ストレスを、どう力に変えるか
ストレスとうまくつき合う・ストレスを武器に変え、成長する方法
第6章 リーダーシップを、どう育てるか
リーダーシップの身につけ方/不正行為をしないために/フィードバック(評価)の伝え方
・「身体化された認知」の科学を使えば、心が変わり、生産性が上がる
⇒自分の「ある特定の生産的なモード」を記憶から呼び起こす。
ポーズもその一つ、カフェで聞こえてくる音もそうかもしれない。
・やる気がないのは、「具体的な方法がみつけられない」だけ
⇒人間には、関連性、自主性、熟練という「最も基本的な、前向きなモチベーション」に加え、「不快なことを避けたい」「すぐに満足したい」というモチベーションに突き動かされることに注意。
・具体的な行動目標を設定する。
⇒”最も小さな一歩”から始めてもいい。また”最初の一歩”は不十分でもいい。
・「自発的なモチベーション」から出た欲求なら、願ったこと(目標)が実現しやすい!
⇒劣等感を感じないようにしたり、周囲から求められたいという「外(部)からの報酬」を求めるモチベーションは続かない。
・「自己効力感」(自分が持っているものすべてを使って乗り越えられるという信念)がカギ
⇒強い自己効力感を持つ人は、「謙遜」と「自信」をバランスよく持っている。
その人たちは、「本当の自信」は時間をかけて、経験を通して得られる知恵や成長によってのみ得られることを知っている。
・心を開き、周囲の人の言うことに関心を持つ
⇒人は「周囲の人にどう注意を払い、周囲の人にどう応えるか」を見て、その人の自信を見極めようとする。
・「不安」が、成功へ導くエネルギーを与える
⇒不安というものは、私たちが全力で頑張れるように仕向けてくれるものである。
不安を抑えることにエネルギーを費やすのではなく、不安を積極的に受け入れる。
ちなみに、著者は不安にならないと、不安になる。
・ストレスは人を賢く強くし、成功へと導く
⇒ストレスについての考え方を変えれば、もっと健康で幸せになれる
この本を読めば、きっと前向きな力が湧いてくるはずである。
『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』
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