2024.10.18更新
出世する女性の特徴は、次の自分をイメージできることです。直属の上司を自分に置き換え、「自分なら、どうするか」を考えています。
そんな女性は上司の目に必ず留まります。
昇進させたい女性部下に映るのです。
この点について、男性には出世の歴史といったものがあります。
たえず出世という観点で、上司を見てきたからです。
そして自分が課長なり部長となったときは、「こんな課長(部長)になりたい」という像を描いてきました。
いわば出世の準備をしてきたということです。
女性の場合はどうでしょう?
今は性別に関係なく、能力が認められる時代であり、能力でリーダーという地位を勝ち取った人が多くいると思います。
しかし、その先はどうでしょう?
男性の場合は、上の人を見て「自分なら、こうしたい」は、担当者のとき、課長のとき、 部長のときも途切れることなく続きますが、女性の場合、次の役職にいる自分をなかなか思い浮かべません。
「今の役職で頭がいっぱい」という人が多いと思います。
このことが、女性の昇進のネックになっているのです。
男性は上司をたえず自分に置き換えてきた
「自分なら、こうする」は出世をめざすとき、非常に大事です。
心の中で、次の役職に座っているからです。
「自分なら、こうする」と考えられることが、将来出世する人の特徴になっているのです。
すなわち、次の役職に向かう準備をしているということになります。
会社もそんな上位職への準備状況を見ています。
そして準備が整った職員から上位職につけています。
そうしたことから、男社会でスピード出世する女性になるには、次の自分をイメージすることが必要なのです。
女性の出世については、さまざまな記事が紹介されていますが、意外にシンプルです。
上位職への心の準備ができていない人を、会社は上位職につけることはないということです。
今の出世では、「課長にふさわしい人を課長にする」「部長にふさわしい人を部長にする」といった昇進基準が主流になっています。
ということは、男性であれ、女性であれ、課長や部長をイメージできない人は昇進できないということです。
その下準備は、いま仕えている課長なり部長を、自分に置き換えてみることです。
そうすれば、次の自分をイメージできます。
そんなイメージを持った人を、会社は見逃しません。
綾小路 亜也
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