出張の持ち物は、「持って行かないで済む方法」を考えて

2025.07.02更新

 

出張の持ち物を「持って行った方がいい」という観点で考えると、どんどん増えてしまいます。しかし今は、持って行かないで済む方法を考える時代です。

持ち物を増やせば増やすほど、紛失・置き忘れ、盗難などのリスクが高まるからです。

 

特に書類は、「あの件が話題になったときの為に、この書類も持って行った方がいい」、「念のために、あの書類も用意しておいたほうがいい」と考えていくと、際限なく増えていきます。

 

準備万端ということかもしれませんが、そこに落とし穴が待っています。

 

みなさんも経験していると思いますが、持ち物が増えると、捜すのに手間取ります。

その為に、バッグの中にあるものをいったん外に出すということも行われます。

そんな時、物がなくなりやすいのです。

 

また、持ち物が増えると、一つひとつのものへの関心と注意が薄くなります。

その結果、「あれどこに行ったんだろう?」ということになります。

そのことが危険なのです。

 

バックからいったん外に出したものや、「あれどこにいったんだろう?」といったものが、個人情報を含む書類だったら大変です。

情報漏えい事故に直結してしまいます。

 

そんな観点から、出張の持ち物を考えると、本当に必要なものだけを持って行くということになります。

 

それが、今の時代の出張の持ち物の考え方なのです。

 

 

「あれも持って行った方がいい」「これも持って行った方がいい」

 

不幸にして情報漏えい事故を起こしてしまった人、事故を横で見ていた人には教訓があります。

 

その書類は本当に持って行く必要があったかということです。

 

情報漏えいは、皮肉にも、持って行かないで済んだ書類で発生することが多いのです。

これが、痛い目に遭った人、痛い目を見てきた人の実感です。

 

だから、出張には本当に必要なものだけを持って行くというということになりますが、併せて、持って行かないで済む代替手段も検討する必要があります。

 

資料なら、事前にメールで、添付ファイルの形で送っておくことなどです。

 

 

その書類は本当に持って行く必要があるのか?

 

出張の持ち物は、紛失・置き忘れ、盗難など、あらゆるリスクにさらされます。

書類も持って行けば行くほど、事故の頻度が上がります。

 

持ち物は絞り込んだ方がよいのです。

 

 

出張の持ち物は、とかく「あれを持って行った方がいい」「これも持って行った方がいい」になりがちですが、今は、「持って行った方がよいもの」をあれこれ考えるより、持って行くものを思い切って減らす時代です。

 

 

綾小路 亜也

 

情報セキュリティ時代のビジネスマナーから

 

 

持ち物は紛失・置き忘れ・盗難などあらゆるリスクにさらされる

 

 

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