出張の持ち物は、持って行った方がよいから、絞り込む時代に

2025.03.26更新

 

出張の持ち物を「持って行った方がいい」という観点で考えると、どんどん増えてしまう。しかし今は、持って行かないで済む方法を考える時代だ。

持ち物を増やせば増やすほど、紛失・置き忘れ、盗難などのリスクが高まるからだ。

 

特に書類は、「あの件が話題になったときの為に、この書類も持って行った方がいい」、「念のために、あの書類も用意しておいたほうがいい」と考えていくと、際限なく増える。

 

準備万端ということかもしれないが、そこに落とし穴が待っている。

 

みなさんも経験していると思うが、持ち物が増えると、捜すのに手間取る。

その為に、バッグの中にあるものをいったん外に出すということも行われる。

そんな時、物がなくなりやすいのだ。

 

また、持ち物が増えると、一つひとつのものへの関心と注意が薄くなる。

その結果、「あれどこに行ったんだろう?」ということになる。

そのことが危険なのだ。

 

バックからいったん外に出したものや、「あれどこにいったんだろう?」といったものが、個人情報を含む書類だったら大変だ。

情報漏えい事故に直結してしまう。

 

そんな観点から、出張の持ち物を考えると、本当に必要なものだけを持って行くということになる。

 

それが、今の時代の出張の持ち物の考え方なのだ。

 

 

「あれも持って行った方がいい」「これも持って行った方がいい」となりがち

 

不幸にして情報漏えい事故を起こしてしまった人、事故を横で見ていた人には教訓がある。

 

その書類は本当に持って行く必要があったかということだ。

 

情報漏えいは、皮肉にも、持って行かなくても済んだ書類で発生することが多いのだ。

これが、痛い目に遭った人、痛い目を見てきた人の実感だ。

 

だから、出張には本当に必要なものだけを持って行くというということになるが、併せて、持って行かないで済む代替手段も検討する必要がある。

 

資料なら、事前にメールで、添付ファイルの形で送っておくことなどだ。

 

 

その書類は本当に持って行く必要があるのか?

 

出張の持ち物は、紛失・置き忘れ、盗難など、あらゆるリスクにさらされる。

書類も持って行けば行くほど、事故の頻度が上がる。

 

本当に必要なものを忘れないことは大事だが、持ち物は絞り込んだ方がよいのだ。

 

 

出張の持ち物は、とかく「あれを持って行った方がいい」「これも持って行った方がいい」になりがちだが、今は、「持って行った方がよいもの」をあれこれ考えるより、持って行くものを思い切って減らす時代だ。

 

 

綾小路 亜也

 

情報セキュリティ時代のビジネスマナーから

 

 

持ち物は紛失・置き忘れ・盗難などあらゆるリスクにさらされる

 

 

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