2024.09.25更新
営業資料や商談で使うパンフレットをどう渡しますか? 多くの人はビジネスバッグからクリアファイルの一つを取り出し、そこから抜き出しています。
どう取り出しているか?
じつは、そんな渡し方を相手はよく思っていません。
なぜでしょう?
それは、いくらバッグの中が、クリアファイルで区分けされているといっても、所詮クリアファイルだからです。
それに、多くの場合、ビジネスバッグの中には同じようなクリアファイルがびっしりと詰まっており、他社あてのクリアファイルだってきっと詰まっています。
これでは、資料やパンフレットがクリアファイルに入っていると言っても、まさにむき出し同然なのです。
そんなクリアファイルをバッグから取り出す様子を、相手はじっと見ています。
相手は、どう思うでしょうか?
「きっとバックの中には同じような資料やパンフレットが詰まっているのだろう」と思うはずです。
その予想は見事に当たっています。
それはみなさん自身がいちばん知っていることです。
実際、会社から言われて、新商品の案内をするときや重点商品の販売をするときには、ビジネスバッグの中には同じ資料やパンフレットが入ったクリアファイルがびっしり詰まっています。
そんな同じようなクリアファイルが詰まったビジネスバッグから、その中の一つを取り出すようなことは、相手にたいへん失礼だということを、ぜひ知っておいてもらいたいのです。
では、どうしたらよいでしょうか?
「できる社員」は、資料やパンフレットを会社の大封筒に入れています。
大封筒をビジネスバッグから取り出し、相手の目の前で、大封筒から資料やパンフレットを取り出すのです。
これが相手に資料やパンフレットを渡すときのマナーではないでしょうか。
このマナーを守れば、相手の印象もだいぶよくなるはずです。
資料やパンフレットを会社の大封筒に入れ、区分けした方がよいのには、もう一つ理由があります。
クリアファイルがビジネスバッグに詰まっているとき、クリアファイルがくっついたり、あるいはクリアファイルごと他のクリアファイルに入り込んだりすることがあるからです。
クリアファイルの中身が他の書類に混ざることもあります。
そんなことから、他社に渡す書類が紛れ込んでしまうおそれがあるのです。
そんな事態になったたいへんです。
信用失墜ばかりか、個人情報の流出という問題だって発生します。
そのような事態を未然に防止するためにも、会社の封筒に入れて区分けした方がよいのです。
「できる社員」は、ちょっとした手間をかけることを厭いません。
ちょっとした手間をかけることにより、相手の印象がずいぶんと変わることを知っています。
また、ちょっとした手間を惜しむことにより、書類が紛れてたいへんな事態になり、そのためにどれだけの労力を使うハメになるかも知っているのです。
綾小路 亜也
⑥ 「できる社員」は資料を会社の封筒から取り出す から
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