なぜ「靴は重要」なのか?

2018.11.11更新

身だしなみで「靴は重要」と言われると、つい、値段が高い靴をイメージしてしまう。
靴の良し悪しは、値段に比例することを私たちは知っているからである。
また、ホテルマンなどは靴を見てお客さまを判断するといった話、「靴にまでお金をかけられる人は本当のお金持ち」といった話もよく聞く。

 

しかし、一般のビジネスマンはなかなか靴にまでお金が回らない。
このことが一流の人の本の内容と一般のビジネスパーソンとのギャップにつながっている。
だが、「靴は重要」という意味は「いい靴」のことを言っているのだろうか?

 

 

靴について、「目線のいちばん下にある『靴』にまで手入れが行き届いている人は、細かいところまで気配りができるし、仕事も丁寧」という話が載っている本を見つけた。(『1秒で「気がきく人」がうまくいく』(松澤萬紀 ダイヤモンド社)
自分の体の最下部にまで注意を行き届かせる人は、この本が言うように「細かいところまで気配りができ、仕事も丁寧」であることは間違いない。

 

だが、なぜ靴に目が行くのだろうか?
このことについて、「清潔感は『端』にもっともよく表れるので、頭髪、手(爪)、靴はもっとも気をつけるべきポイント」と書かれた本がある。(『一流の男はなぜハンカチを2枚持つのか 元GUCCI店長が明かす、成功する男の 美しい 習慣』(横田真由子 朝日新聞出版社)

 

人を見るとき、自然に縦方向の端にあたる頭と靴を、横方向の端にあたる両手の先端を見ているということだ。
だから靴が目に入るのだ。

 

 

そうすると、人は靴のなにを見ているのだろうか?
靴の手入れを見ていることをこの2冊の本は語っている。
頭髪などと一緒に、靴の手入れから、その人の清潔感や気のつかい方を見ているのだ。
靴の手入れというとわかりにくいかもしれないが、要はキレイに磨いておくということである。
だから、必ずしも「靴は重要」=値段が高い靴ではないのだ。

 

 

人の靴に目が行くのは、その人が座っているときが多い。
電車の中で座っているとき、思わず反対側の席に横一列に座っている人たちを見る。
そのとき、自然に靴に目が行く。
「いい靴」かどうかより、色やデザイン、服装とマッチしているかを見ている。
そして、もう一つ、靴の「疲れ具合」も見ているのだ。
靴の「疲れ具合」もメンテナンスの分類に入るとは思うが、自分の靴がちょっと疲れていないだろうかという視点で考えることも必要だ。

 

 

靴は自分の最下部にあたるため、自分の死角になっている。
しかし、人の目からすれば、靴は体の端にあるゆえに目にとまるのだ。
つまり、自分が気にしていない靴を、人は気にして見ているということだ。
靴の問題は、このことに気づくか、気づかないかである。

綾小路亜也

 

 

2019年初春発売予定の
『「出世しぐさ」のすすめ』から

 

 

紳士靴売り場の靴

 

 

 

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