名刺に伝言を書くとき、万年筆を使うと気持ちが伝わる

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名刺に伝言を書くとき、万年筆を使うと気持ちが伝わる

 

ビジネスマナーの本などで、名刺交換は取り上げすぎの感がある。
取り上げすぎるから、名刺交換を難しく考え、わからなくなってしまう。
しかし、名刺交換は、「名刺をお渡しする」「名刺をいただく」という二つの動作でしかない。
「お渡しする」「いただく」という言葉どおりに実行すれば問題はない。

 

ポイントは、「お渡し」するときも、「いただく」ときも、できる限り両指を添えることである。片手で渡したり、受け取ったりしない。
瞬間的に片手になることがあっても、すぐに両指を添える。
そして、できる限り両指を添える動作になるよう、あらかじめ名刺入れを左手のひらに包み込むように持っておく。
また、お渡しするときも、いただくときも、その瞬間ちょっと頭を下げる。特にいただくときは、拝むような気持で受け取ればいいと思う。
これだけである。
もっと、あなたを安心させるために言っておくと、多少、名刺交換がきごちなくても、そんなことでビジネスは影響は受けることもないし、決定的な評価につながることもない。

 

 

それよりも、名刺は使い方が重要である。
たとえば、得意先に口をきいてもらったり、ご馳走になったりしたとき、お礼に得意先を訪ねたとしよう。
こんなときは、たいがいアポなど入れない。
得意先が席にいた場合は、得意先は、きっと笑顔を浮かべながら出てくる。
そこで、あなたは「ありがとうございました」と簡単にお礼を言えば、気持ちもすっきりする。

 

だが、なにぶんノーアポだから、得意先が不在の確率も高い。
そんなとき、あなたは受付の人に訪問の証として名刺を預けるが、名刺に「お世話になりました」「ありがとうございました」と伝言を書きたくなると思う。
だが、ボールペンで、名刺の上に「お世話になりました」「ありがとうございました」と書いてみると、いかにも事務的というか、無味乾燥な文字になっているので、あなたは驚く。
さあ、どうする? ここからが考えるビジネスマナー、生きたビジネスマナーとなる。

 

私も長い間、自分が書いたボールペンの「お世話になりました」「ありがとうございました」という無味乾燥な文字に悩んだ一人である。
私は、なぜ文字が無味乾燥に見えるか、考えた。
ボールペンのインクが、名刺になじまず、浮いて見えることが原因になっていることに気づいた。
これを防ぐには、万年筆の利用しかない。
万年筆で書いてみると、万年筆のインクが名刺の紙に浸透するので、文字浮きしない。
名刺と伝言が一体となっている。

 

 

今度は、外出先から帰った得意先の立場で、置かれた名刺を考えてみよう。
得意先は、置かれた名刺を見て、「訪ねてきてくれたんだ」と思うはずである。
「訪ねてきてくれた」ことに重点があるから、伝言が書かれていない名刺でもうれしくなる。
だが、ひと言書かれていると、よけいにうれしくなるものである。
もし、あなたが自分の名刺に文字を書いていいか迷っていたならば、お礼の気持ちは書いた方がいいことになる。

 

ひと言書いたという意味では、ボールペンでもいいことになるが、伝言が万年筆で書かれていると、得意先はどう感じるだろうか?
こんなことにも手を抜かないあなたのこと、こんなことにも気をつかうあなたのこと、あなたのビジネスの進め方、そして、あなたの気持ちを感じるのではないだろうか。
つまり、万年筆を利用して、損になることはなにもない。

 

しかし、いまの時代、ビジネスで万年筆を使う機会は、ほとんどないと言っても過言ではない。
一般のビジネスマンやビジネネスウーマンが万年筆を使うのは、ワープロで打たれたお礼状にサインするときくらいかもしれない。それだって、役職が高くなってからの話である。
だが、伝言を万年筆で書く機会は、けっこうありそうだ。
ぜひ、人が使わない万年筆の効力を、あなたは享受してもらいたい。
ビジネスマナーの本を読んでも、そこからは差など生じない。あなたの頭でビジネスマナーを考えたとき、差が生じる。

 

 

あなたは、いままで受付の人の前で伝言を書くことを躊躇していたかもしれない。
受付の人の前で、伝言を書くのが恥ずかしいようにも思えたし、書く間、受付の人を待たせてしまうことを心配したからだ。
まして、万年筆で伝言を書くとなると、万年筆も用意しなければならないし、うまく書けるのだろうかという不安もある。
私もそう思ってきた一人だが、これは慣れの部分もある。
もし、あなたが受付の人の前で書くのが苦手だということならば、あらかじめ伝言を書いた名刺を用意しておくという手もある。
これでは不在を見越した訪問のようになってしまうが、そのときの雰囲気を見て、用意してきた名刺を引っ込めてもいいし、渡してもいい。この部分も慣れである。

 

 

ビジネスマナーの本で取り上げられている名刺交換の名刺は、お会いした人との最初の名刺である。
しかし、ビジネスをやっていると、同じ人からの名刺がどんどん膨れ上がっていく。
あなたが不在のとき、訪ねてくるからだ。
名刺は動きがあるもの、利用するものと考えると、あなたのビジネスも深みを帯びてくる。
名刺は使い方が重要なのである。

 

綾小路亜也

 

 

私が使っているモンブラン万年筆MEISTERSTUCK446
現在、このモデルは販売されていない。

 

(参考)モンブラン万年筆の選び方
外国製の万年筆を選ぶときは、使用時の長さと軸径を注意してください。(日本人には大きすぎる場合があります)
モンブラン万年筆にはいろいろな種類がありますが、マイスターシュテュックのル・グランは小ぶりで、クラシックは女性にも似合う細身です。
下記ル・グランを参考に、字の太さなども含め、何度も確認することが重要です。

MONTBLANC 【モンブラン】 万年筆 マイスターシュテュック ル・グラン 146bk(F)  ブラック ゴールド ペン先(F)細字

 

 

 

 

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