ゴルフで上司よりスコアがいい場合は、はしゃがない

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2018.08.04記事を更新しました。

ゴルフで上司よりスコアがいい場合は、はしゃがない

私のようにゴルフが下手な人にとっては、ゴルフほど厳しいスポーツはない。
私はゴルフを終えると、屠殺場に連れて行かれる牛のようにクラブハウスに向かい、プレイ終了後のパーティーには、失意のもとに臨んだ。
時が早く過ぎ去ることだけを願った。
ゴルフの嫌なところは、白日の下に、これでもかというように、自分の運動神経というか、技量が人の目にさらされるところだ。
これが、いまはやることが少なくなってきた麻雀ならば、自分の手の内は人には見えない。大負けしても「今日は、ついてなかった!」と言うことができる。しかし、ゴルフはそうはいかないところが厄介なのだ。
そして、ゴルフの上手い人は、徹頭徹尾、ゴルフのことを話題にするのである。

 

「それだったら、ゴルフに行かなければいいじゃないか」と思うかもしれないが、サラリーマンの悲しさ、そうはいかない場合も多いのだ。
どうしても、得意先や社外の人とのコンペや接待に参加しなければならない場合があるからだ。
そんなことから、あなたも、あなたの上司もゴルフをやっている。

 

 

あなたは、上司とともに、得意先が主催するコンペに参加した。
あなたは、コンペ終了後に、パーティルームの壁に貼ってある参加者のスコア表を目にしたとき、「あっ」と声が出そうになった。
表に書かれている上司のスコアと順位を目にしたからだ。
自分も下手だが、そんな自分よりスコアが悪いのだ。滅茶苦茶なスコアとそれに相応しい順位が載っている。
さあ、あなたはこのパーティールームでの懇親会、帰りの車の中で、どう振る舞うか?

 

このテーマは、実はとりあげようか迷った。
ゴルフをやらない人もいるからだ。ゴルフをやらない人にとっては、実感が湧かないと思った。
しかし、私は「上司との関係編」を書くにあたり、どうしても頭からこびりついて離れなかったのは、このテーマだった。
これから述べる上司の気持ちは、たまたまゴルフという場面で出ただけであり、共通するものがあるということで書いたのだ。だから、ちょっとお付き合いいただきたい。

 

さて、あなたなら、どうする?
答えは、決まっている。
上司の気持ちを気遣い、おとなしくしていることだ。
しかし、なかなかそれができない。
それはゴルフ下手な私にも経験がある。私は、その日はたまたま調子がよかったと言うよりは、ラッキーが重なり、自分にとって最高のスコアが出た。
まぐれのバーディーさえも出てしまったのだ。
そんな私に、得意先は「あのホール、バーディーだったんだって?」と、プレイ後の風呂場で煽り立てた。
しばらくして、上司のスコアが滅茶苦茶だったことに気づいた。
しかし、嬉しさを隠しきれず、また、積年の屈辱からの解放も手伝って、はしゃいでしまった。

 

これが実際にとってしまう行動なのだ。
なかには、もっとすごい人もいる。
上司の席にパーティーの途中で駆け寄り、「いったい、どうしちゃったんですか?」と聞く人もいる。
私も実際に目にした。そのとき、その上司はきまり悪そうに言い訳をしていた。
こんな上司の席に駆け寄る人を、「無神経」と言う。
そう、いままで、上司への「気遣い」をテーマにしてきたが、ここでのテーマは「無神経」なのだ。

 

ゴルフの話を題材にしてきたが、点数が出るカラオケだって同じことだ。
「そんなこと、たかが遊びの世界じゃないか」と言う人もいるが、上司もそう割り切っているつもりだが、割り切れないなにかがある。上司も「人の子」なのである。
重要なことは、上司はこんな屈辱の場面をのちのちまでよく記憶しているということである。
あなたが「無神経」を積み重ねていると、それはやがてよくない状況を生む。
これは、ビジネスの世界でも同じである。
得意先が間違えることもある。そんなときに「違うじゃないですか!」と声高に言うことはないのだ。
また、先輩の理解が鈍いときもある。そんなときにも「なぜ、わからないんですか!」と言うことはないのである。
ビジネスの世界では、相手が腹の中にため込んだものほど怖いものはない。
それは、やがてブーメランのように、あなたに跳ね返ってくる。
そのことを、ぜひ、頭の隅に置いてもらいたい。

 

 

 

ポイント
①上司も人の子である。感情というもの、思いといったものがある。
②「気遣い」以前の世界に「無神経」という世界もある。
「無神経」を続けていると、やがて相手の腹にたまったものは、あなたに返ってくる。

 

 

 

 

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