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「ボールを渡す」とは、ビジネスではどんなことを言うのか?
2025.04.17更新
「相手にボールを渡したか」と上司はよく言いますよね。その意味は、「こちら側のやるべきことを終え、相手の判断や行動に委ねているか」ということです。
ボールとは、ビジネスでは「やるべきこと」なのです。
責任の所在と言い換えることもできます。
たとえば、取引先から、ある事柄について調査を依頼されたとします。
この場合、依頼者に報告を完了するまでが「ボールを持っている」状態です。
そして、報告を完了することにより、ボールを渡したことになります。
あとは、取引先が調査内容をどう判断するかです。
専ら、取引先の裁量に委ねられるということです。
では、なぜ上司は「ボールを渡したか」と確認するのでしょう?
それはボールが、野球で言えば、相手のミットに入っていないケースが多いからです。
ボールは相手のミットに入っているか?
自分では依頼されたことが完了していると思っていても、依頼者はそうは思っていないことが多いのです。
その原因は、
依頼者の期待に応えていないということがあります。
相手に完了したことをしっかり伝えていないこともあります。
だから、依頼者は完了したとは思っていないのです。
つまり、ボールが渡ったかどうかを判断するのは、依頼者だということです。
上司が「ボールを渡したか?」と確認するのは、依頼者の判断を知りたいからです。
その背景には、早くその仕事にタをつけ、次の仕事に向かってもらいたいという願いがあります。
ビジネスでのトラブルの多くは、相手がボールを受け取っていないと思うとき、起きます。
相手にボールをしっかり渡すことが大事なのです。
綾小路 亜也
そのポール、今どこにある?
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