記事(ブログ)

ビジネスマン・ビジネスウーマンに役立つ内容を紹介しています

部下の枠組み・上司の枠組み

部下との関係が「ちょっと、おかしくなった」と感じる上司がいたら、参考にしてもらいたい。

 

部下と上司の意見がかみ合わないのは、互いに、自分の「枠組み」を持っているからである。
この「枠組み」は、自分が経験したことをベースに、そのことを自分がどう受けとめたかによって形成される。
自己概念と呼んでもいいし、その人の価値観と呼んでもいい。

 

それだから、上司は部下の話を、心の中で「それはちょっと違う……」と思いながら聞いている。
ときには、「ちょっと待った! それはおかしいんじゃないの」と、部下の話に割って入る。
しかし、部下のほうも、上司の話を「違う……」と聞いていることを忘れてはならない。

 

 

互いに自分の「枠組み」で聞いていると、どのようなことが起きるだろうか?
それは、相手の話を最後まで聞かないということである。
これでは、理解しえないのである。

 

では、最後まで、相手の話を聞くにはどうしたらよいのだろう?
その方法は一つ。相手の「枠組み」で話を聞くことである。
相手の「枠組み」で聞けば、「ちょっと待った!」も「それはおかしいんじゃないの」も無くなる。
つまり、相手の話を聞くときは、自分の枠組みを、いったん外に出しておくということだ。

 

その結果、相手は自分が語りたいことを語り終える。
このことがいちばん重要なのだ。
語り終えたことで、相手は自分の感情を整理できる。
そして、自分の言葉に、自分で気づく。

 

世の中、傾聴、傾聴と言うが、それは、ひたすら相手の話を聞くことではない。
相手の枠組みで相手の話を聞くことである。

 

 

この原則は、部下と上司との関係だけでなく、すべての人間関係で成り立つ。

相手の話を聞くとき、格好のモデルがある。
宮部みゆきさんが書いた「三島屋変調百物語」シリーズだ。
新聞にも掲載され、テレビドラマにもなっている。

 

主人公「おちか」は、江戸は神田にある袋物屋「三島屋」で世話になっているお嬢さま。
この「おちか」が三島屋の客間「黒白(こくびゃく)の間」で、一度に一人の語り手を招き入れては、不思議な話や世にも恐ろしい話を聞き出す。
語り手は「語って語り捨て」、「おちか」は「聞いて聞き捨て」
そんなことから、三島屋の「変わり百物語」は評判となる。

 

語り手は「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」のルールがあるから、語りやすいに違いない。
しかし、それだけだろうか?
「場」の設定、話しやすい環境の設定ができているからでないのか。
「おちか」が話しやすい姿勢をとっているからではないのか。
そして、「おちか」は自分を挟まず、語り手の身になって話を聞いているからではないのか。

 

企業研修の場などで、聞き手「おちか」を分析する価値はありそうだ。

 

三鬼 三島屋変調百物語四之続

 

 

 

◆新百合ヶ丘総合研究所のキャリアアップにつながる本のシリーズ


出世するビジネスマナー

『「出世しぐさ」のすすめ』

「出世しぐさ」のすすめ

本の目次

スマホで読む方法

 

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

本の目次

 

 

ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!

 

企業で働く 営業女子が輝く35のヒント

 

印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方

 

 

 

◆メルマガ「出世塾」の情報
https://shinyuri-souken.com/?p=28756

 

 

◆忙しい方のビジネス書選びの参考にしてください。
おすすめのビジネス書
https://shinyuri-souken.com/?page_id=41933