2024.06.18更新
ビジネスバッグを選ぶとき、大きさに迷いませんか？
A4サイズ、B4サイズ、どっちにするか迷うのです。
B4サイズは「でかい」と感じてしまうからです。
定番はA4サイズと言われているが
そんなことから、ビジネスバッグの大きさに迷う人へ記事を書きました。
ビジネスバッグの定番はA４サイズと言われています。
ただ、そう思い込んでいると、あとで後悔するかもしれません。
たしかに、今はほとんどの書類はA4 サイズですが、
A4サイズの書類をそのままビジネスバッグに入れるわけではなく、書類は封筒やホルダーなどに入れて持ち運びます。
バッグがA4 サイズピッタリだと、
封筒やホルダーを収納するときに傷めてしまい、その結果、書類自体を傷めてしまうこともあるのです。
ビジネスマナーの本には必ずと言ってよいほどビジネスバッグの選び方が掲載されていますが、
A4サイズ、B4サイズ、どちらがよいかを記した本は意外に少ないです。
ネット上でもそれに関する記事はほとんど見当たりません。
ビジネスバッグのサイズについて記載があるビジネスマナーの本には、どんな記載があるのでしょうか？
次のように３パターンに分かれています。
・A4サイズの書類が入るサイズ（定番）
・A4サイズの書類がラクラク入るサイズ
・大きめのカタログなども入るB4サイズがおすすめ
（『完全図解 仕事ができる! 男のビジネスマナー』日本サービスマナー協会監修）
・B4サイズの書類が折らずに入るくらいの大きさが便利
（『「了解です」は上司に失礼! 大人のマナー常識』トキオ・ナレッジ）
以上の記載は、いずれもA4サイズの書類が入ることを基本に置いていますが、
「A4サイズがラクラク入る」「B4サイズがおすすめ」「B4サイズが便利」には、実務の知恵といったものがあります。
ネットでビジネスバッグのサイズに触れている記事はほとんど見当たりませんが、次のように核心に迫ることを述べている記事があります。
「A4サイズの資料をよく使う場合にA4の用紙サイズを基準にかばんを選ばないように気を付けましょう。
A4サイズ用のレターファイルやファイルケース、封筒が入るサイズでかばんを選ぶのが肝要です」
（サイト：「ビジネスバッグの選び方」（かばんの寸法・サイズ）より
この記事は、A4サイズの資料をよく使う場合は、
A4サイズのビジネスバッグを選んではいけないと言っているのです。
理由は、私が述べたことと同じです。
みなさんの実感がさらに湧くように、私の失敗談もお話ししておきます。
みなさんは「懸案ホルダー」と呼ばれているホルダーを使用したことがあると思います。
ホルダーの上部に懸案名を書く「見出し」が付いたホルダーです。
私は「懸案ホルダー」をビジネスバッグに入れることが多かったのですが、
A4サイズピッタリのビジネスバッグだと、ファスナーを開閉するとき、上に付いた「見出し」を巻き込んでしまうのです。
また書類を封筒に入れた場合、同様に封筒を傷めてしまい、その結果、書類自体を傷めてしまうこともありました。
ビジネスバッグの中に、どんなものに入れているか考える
以上のことから、ビジネスバッグを選ぶ際は、A4サイズより、B4サイズのほうがよいことになりますが、
問題は、実際にB4サイズのビジネスバッグを選ぶには、なかなか勇気が必要です。
それは、A4サイズとB4サイズのビジネスバッグとでは、見た目、大きさがかなり異なるからです。
用紙自体のサイズ（A4用紙 縦29.7ｃｍ×横21.0ｃｍとB4用紙 縦36.4ｃｍ×25.7ｃｍ）が違うためです。
A4サイズのビジネスバッグを使い続けた人はなおさらそう見えるはずです。
その結果、「B4サイズのビジネスバッグでは大きすぎる」と多くのビジネスパーソンは思うのです。
つまり、ビジネスバッグは見た目のサイズも大きな選定要素になっているということです。
ビジネスバッグは毎日使うものですから、見た目の納得感というものもたしかに必要です。
そんなときは、ビジネスバッグの中を開け、自分が書類などを収納、出し入れする場面をイメージしてください。
また、今の時代はノートパソコンを収納することも多いから、ノートパソコンがすっぽり入るかも確認することが大事です。
収納するものは人それぞれ違いますから、自分で確認することが重要なのです。
その結果、「B4サイズではやはり大きすぎる」といった場合は、
A4サイズでも大き目のレターファイルサイズ（縦約31ｃｍ×横約24ｃｍ）などを選ぶことをおすすめします。
ビジネスバッグを買い替えたというビジネスパーソンは多くいます。
その原因の大きな一つは、サイズの問題だったはずです。
このことは、迷ったならば、大き目のサイズを選んだほうがよいことを示しているのだと思います。
綾小路 亜也
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