2023.09.11更新
人が一番悔しい思いをするのは、職場で自分が軽んじられていると感じるときだ。
そのためには、つらい作業だが、「なぜ軽んじられたか」を考える必要がある。
軽んじられる人には特徴といったものがあるからだ。
なぜ軽んじられたのだろう?
頭に来るのは、
同じことを言っているのに、人の意見は尊重されるのに、自分の意見は軽んじられるということだ。
ここにヒントがある。
その背景には存在感が横たわっていそうだ。
人は存在感がある人の意見を重く受けとめ、
存在感がない人の意見は軽んじるのではないだろうか?
職場でのシーンを思い返してもらいたい。
存在感と密接に関係しているのではないか?
では、どうすれば存在感を高めることができるだろうか?
いろいろな答えが出てきそうだ。
「目立つ」「アピールする」と答える人もいれば、
「人と違ったことをする」と答える人もいると思う。
今の若い人は「場を仕切る」ことで、存在感を高めようとしていることを、
『エリート社員に打ち勝つ! あなただけの出世術』のなかで述べた。
一番オーソドックスな方法は、チームのため、課のため、組織のために貢献するということではないだろうか。
それも、継続的に貢献していることを、みんなが知っていることがポイントだ。
軽んじられた人は、自分が取り組んでいることを、職場や組織の人に都度発信していたか、振り返ってもらいたい。
発信という大げさになるが、報告でもメールでもいい。「都度」ということろがポイントだ。
自分が取り組んでいることを知ってもらう
もう一つ、注意しなければならないのは、
「どうせ、あの人は……」と思われないことだ。
この「どうせ……」は、主に発言内容に向けられる。
「どうせたいしたこと言わないだろう」という先入観が、サラリーマン社会にはある。
最初から人を見て、発言内容を予想してしまうのだ。
だから、どんな発言をしても、軽んじられてしまう。
サラリーマン社会の本当に嫌な部分だ。
軽んじられた人は、きっと、さまざまな人の立場を考慮して発言してきたと思う。
この人の立場、意見を尊重するという姿勢は堅持してもらいたいが、
発想を変えて、「自分しか知らない情報」を話すよう努めたらどうだろうか。
その情報とは、自分が業務を行っているなかで、気づき、知った情報だ。
こんなことを続けていくと、話を聞く方は「また貴重な話が出るに違いない」と思うようになる。
発言に重きを置かれるようになるのだ。
自分しか知らない情報を話す
ここで述べたことは、評価や昇進についても当てはまる。
評価や昇進で苦戦している人は、自分が取り組んでいることが、周囲の人に上手く伝わらなかったのだ。
自分が取り組んでいることを、知ってもらう。
これが出世の原点だ。
『コロナ後の「たった一つの出世の掟」』のベースになっている考え方である。
綾小路亜也
自分を知ってもらう
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