「輝く営業女子」は、前年実績を頭に置く

 

企業で働く営業女子の多くは、「私は本当に組織に貢献しているの?」と思っている。

 

組織に貢献しているという実感を持てないからである。

 

人は、やはり、自分のやっていることの意味あいを持てないと、働きがいや生きがいを見いだせない。

 

企業で働く営業女子の組織貢献は、べつに売り上げに限らないが、売り上げで組織貢献を考えた場合、参考となるのは、前年実績である。

 

しかし、企業で働く営業女子は、自分の売り上げ数字については、残念ながらあまり意識しない。

 

私は、それには原因があると考えている。

 

自分の売り上げ、数字に対する「拠り所」を感じないからである。

 

組織には毎月、売り上げ目標や売り上げ予算がある。
多くの組織では、きっと、その目標を担当者別に割り振っていると思う。
その意味では「拠り所」があることになる。

 

ただ、その「拠り所」は、多くの組織では、けっこう稀薄だ。
たいがい前年実績2%増などという形で設定されているからである。

 

そんな中で、私は営業女子のみなさんに、ぜひ、おすすめしたいことがある。

 

前年実績を頭に置いてもらいたいということである。

 

前年実績は、実際の数字だ。
昨年度はそこまで行ったという数字である。

 

しかし、前年実績には、もっといろいろな意味が込められている。

 

・みなさんが前年実績をクリアーしたならば、少なくとも昨年の数字を守り抜いたという意味がある。

 

・もし、みなさんが本年度から営業部門に配属されたということならば、前年実績クリアーは、前任者の数字上回ったいう意味がある。

 

特に営業女子の前任者は男性営業職やベテラン営業職が多いと思うが、その人たちが上げた数字を守り抜いたという意味になる。
こんな場合は、大いに自信を持ってよいと思う。

 

このように前年実績クリアーは、個人にとっては組織に対する貢献のバロメーターとなり、組織にとっては、会社全体に対する貢献のバロメーターとなる。

 

しかし、その存在を意識しないと、個人にとっても、組織にとっても、貢献度合いが抽象論になる。
だから、「私は、本当に貢献しているのだろうか?」となってしまう。

 

前年実績を意識しないと、目標数字や予算にはけっして届かない。
それは、やはり、営業は数字の積み重ねの世界であり、前年実績という分岐点を通過せずして、いきなり目標数字や予算には到達しないからだ。

 

私はビジネスマン出身だけに、この数字を意識すること、特に前年実績というあるポイントを意識することは、営業女子のみなさんにとっていかにつらいかは、よくわかっているつもりだ。

 

しかし、前年実績を意識するということは、自分の組織貢献を知ることにもつながっている。
そして、自分の働きがいにもつながっていることを、ぜひ理解していただきたいと思っている。

 

前年実績を頭に置くこと―それは、企業で働く営業女子が活躍する上で、避けては通れない道であり、ここが、輝くためのステップとなる。

 

綾小路 亜也

 

企業で働く 営業女子が輝く35のヒント

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