2024.06.04更新
役員が支店などに訪ねてきたとき、応接室で案内する席はどこか? 会社の用事で来たなら、肘掛け椅子、立ち寄っただけなら長椅子に案内したいところだ。
役員を来客者と考えると、ビジネスマナーの本に書いてあるように、案内すべきは長椅子ということになる。
しかし、役員は単なる来客者とは思えない。
それに、みなさんが肘掛け椅子に座り、役員と対座する姿は、どこか違和感がある。
一方で、ビジネスマナーの本からの知識で、長椅子の方が上席ということを知っている。
だから迷うのだ。
役員を来客者と考えると、座る席は長椅子になる
この問題は、次のように整理すると解けると思う。
みなさんは、会社から、今の職場で勤務することを命じられている。
それは、その地・その部署において、代表として活躍しなければいけないことを意味している。
だから、来客があった場合は、みなさんが会社の代表者として応接室の肘掛け椅子に座り応対するだ。
しかし、役員は経営陣の一角であるから、会社全体の代表者のような存在だ。
それゆえ、役員は応接室に座るときは、会社の代表者に相応しい位置、すなわち肘掛け椅子に座った方が、収まりがいいということになる。
このことは、役員の来訪だけに限らない。
みなさんより上位の役職、たとえば支店長、部長などが来訪した場合も同じだ。
より会社にとって、より所属する組織にとって、代表者に近い人は誰かと考えると、肘掛け椅子に座る人は決まってくる。
しかし、たとえば役員が得意先とのゴルフ帰りにふらっと寄った場合、外出での疲れをいやすために、ひと休みしようと思い寄った場合は、長椅子の方に案内した方がよいかもしれない。
それは、長椅子はよりくつろげる椅子だからだ。
そんなときは、ほっとくつろぎたいのだ。
綾小路 亜也
㉜ 役員が訪ねてきた場合、役員が応接室で座る席はどこか? から抜粋
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