2024.04.22更新
会社社会の「しぶとい」を言い換えるのは難しい。
意味が近い言葉に「粘り強い」があるが、
問題は、何に対して粘り強いかだ。
バッターボックスに立ち続ける
「しぶとい人」の特徴は、現場で活躍することに粘り強いのだ。
すなわち会社社会の「しぶとい人」とは、
どんな困難にあっても、「自分の仕事」というバッターボックスに立ち続ける人である。
しかし現場で活躍し続けることは、私もサラリーマン経験が長かったのでわかるが、非常に難しい。
一つは、上司との関係だ。
会社生活を続けていくと、上司も頻繫に代わる。
相性がいい上司もいれば、どうしても好きになれない上司もいる。
おまけに、上司によって言うことがくるくる変わる。
そんな上司との関係に左右されず、現場で活躍し続けることはなかなか難しいのだ。
上司によって言うことがくるくる変わる
そればかりではない。
会社だって言うことがくるくる変わる。
方針も、期待する人物像さえ変わってしまうこともある。
そんな環境変化にもかかわらず、会社社会の「しぶとい人」は現場で生き抜く。
「自分の仕事」というバッターボックスに立ち続けるのだ。
そう考えると、会社社会の「しぶとい人」は環境適応能力が高いという特徴を持っていると言える。
会社の方針さえ変わることがある
こんなことを考えると、「しぶとい」という言葉の本質が見えてくる。
「しぶとい」は「生き抜く」といったニュアンスが強く入った言葉なのだ。
だから例えは悪いが、ゴキブリを指し言うこともあれば、ポストにしがみつく人を指し言うこともある。
「しぶとい」は粘り強い、我慢強い、忍耐強いに焦点を当てれば、良い意味になり、もっぱら生き抜くことだけに焦点を当てると、悪い意味になるのだ。
そして「しぶとい」は、会社社会で「生き抜く」ことについても、ヒントを与える。
それは生き抜く主体は、自分だということだ。
上司との関係や会社の方針ばかりを気にしても、生き抜くことはできないということである。
『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』で触れたが、
会社生活では、主体は誰かを考えることがきわめて大事なのだ。
最後に、会社社会で「自分の仕事」というバッターボックスに立ち続ける人の心に触れてみたい。
それは、組織の為に頑張りたい、少しでも貢献したいという気持ちではないだろうか。
私は、会社社会の「しぶとい人」を良い意味で解釈したい。
綾小路 亜也
会社社会の「しぶとい人」は組織の為に頑張りたいと思っている
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