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「間の取り方」の練習は? ー 頭で改行してみる

2026.05.29更新
「間の取り方」の練習は、小説やビジネス書などから、著者が改行した箇所をチェックしてみることです。改行した箇所が、著者が間を置いたところだからです。
間の取り方が上手い人はどうしている?

だから間を取るには、頭で改行してみることです。
しかし、ほとんどの話し方の本には、間の取り方の具体例が示されていません。
実例を挙げながら「間の取り方」を説明しているのは、1956年に出版された『カーネギー話し方入門』(創元社)です。
そこで、小説やビジネス書の登場となります。
次の文章例を見てください。
解説がわかりやすいと評判の池上 彰氏の『伝える力』(PHPビジネス新書)から抜粋しました。
「週刊こどもニュース」を制作するにあたっては、いろいろな参考書や資料を見て調べたのですが、その際、気がついたことがあります。
それは「教科書や参考書は非常にわかりにくい」ということです。
先ほどの「日銀」の説明もそうですが、ほかにもとっつきにくい説明がたくさんあります。これには愕然としました。
「国の予算」について取り上げたときのことです。
………
『伝える力』
着目したいのは、改行した箇所です。
例では、
「それは『教科書や参考書は非常にわかりにくい』ということです」という文は独立しています。
そこで改行しています。
なぜ改行したのでしょうか?
それは、著者が気づいたことの総括だからです。
話すときは、このことを言ったあと、間を置くことになります。
「『国の予算』について取り上げたときのことです」という文も独立し、言い終わったあと改行しています。
具体例の説明に移る前に、どの例の説明なのかハッキリさせるために、間を置いたのです。

池上氏は言葉に出しながら、文章を書いていると思われますから、間を置くときは改行しているのです。
そう、人が書いた文章から改行をチェックしていけば、間のとり方、一気に説明する部分とそうでない部分の違いがわかります。
しかもその文章を書いているのは、その件について考え抜いた人です。
参考にしない手はありません。
「あっ、ここは一行まるまる使ったぞ」「ここで改行したぞ」などと感じ取った箇所があれば、本にマークしてください。
実際に話すときは、その箇所で、頭で改行するのです。
すると、発せられた言葉は、間が取れているはずです。
本から改行をチェックする

こんなことを続けていけば、あなたの話に間と緩急が生まれます。
話が格段にわかりやすくなるはずです。
言葉巧みなエリート社員に対抗するために、考えたことです。
綾小路 亜也
頭で改行すれば、間と緩急をつけられる から抜粋

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