上司より早く待ち合わせ場所に到着する

2018.06.13記事を更新しました。

ここから、「上司との関係編」に入る。
サラリーマンにとって、上司との関係は絶大である。
なんといっても、一日を通して、一年を通して、上司と一緒にいる時間は気が遠くなるように長い。
もしかすると、家族と過ごすよりも長いなんていう人がいるかもしれない。
こんな中で、上司との関係がぎくしゃくしてしまったら、会社に行くのもつらくなる。憂鬱で憂鬱で仕方がなくなる。
実際、サラリーマンの悩みは、この点に集中しているのではないだろうか。

 

ここでは、そうならないために、あなたと一緒にさまざまな場面を思い浮かべながら考えていきたい。
ここから先の各テーマは、どれもシンプルな内容かもしれない。しかし、考えなくてはならないテーマでもある。
サクサクと進めていきたいので、よろしくお願いしたい。
上司との関係のキーワードは「上司も人の子」である。

 

最初のテーマは「上司より早く待ち合わせ場所に到着する」である。
よく、「9時半に、××商事の1階ロビーだぞ」というように、上司と得意先等で直接待ち合わせることがある。
あなたは、ちょっと早めにと思い、9時20分ごろに得意先に到着すると、すでに上司が待っていて「おっ!」と軽くあなたに挨拶する。
あなたは「早いな」と単純に思う。
しかし、考えてみれば、毎回、毎回、上司の方が早く到着していることに気づく。

 

このことは、サラリーマン社会では誰もが経験していることである。
あなたは、先ほど「早いな」と感じた。
この「早いな」と思う気持ちは、あなたには「上司はたぶん9時10分くらいに到着しているんだろうな」という推測があったからだろう。
しかし、実際は、もっともっと早い場合が多い。
ときどき、あなたは「早いですね。何時ごろに着きました?」と聞くことがある。
そうすると、上司はきまって「うん、うん、ちょっと早めに着いちゃった………」とはにかみながら言うことはないだろうか?
そんな場合は、きっと、あなたが想像する以上に早く着いている。

 

私ごとで恐縮だが、私はこんな場合、たいがい一時間前には着いていた。
あなたは「えっ? そんなに早く着いて、いったいどうするの?」と思うだろう。
私は得意先の近くでコーヒーを飲んだり、本屋に立ち寄ったり、付近をぶらぶら歩いていたのだ。
それでも時間を持て余したとき、「まあ、ちょっと早めでもいいか」と、得意先のロビーに足を運んだのである。
だから、あなたがよく見る光景のように、得意先のロビーで部下を待つことになった。

 

こんなことを話すと、あなたは「ウチの上司は、そんなことないですよ。いつも私が先に着いてロビーに立っていると、『ご苦労さん、ご苦労さん』と言いながら、私の方に来ますよ」と言うかもしれない。
あるいは、「会社の偉い人は、たいがい時間ぎりぎりに車で駆けつけますよ」と言うかもしれない。
それは、その通りかもしれない。
しかし、あなたの上司は、早めに着いたのでコーヒーでも飲んで現れたのかもしれない。また、車で来るお偉いさんは、早く着きすぎたので、得意先の近くに車を止めておいて、「さあ、もういいか」と運転手さんに言って現れたのかもしれない。
実際、そんなケースは非常に多いのだ。
こんなことが多いということを、あなたの頭の隅に入れておいてもらいたい。

 

さて、何を言いたいかである。
上司の多くは、どんなことがあっても時間に遅れることだけは、絶対に避けている。
その意識がきわめて強いから、早く着く。
得意先とのアポに遅れるなんていうことは、絶対に自分が許せないのだ。
プロ意識がきわめて強いと言えるかもしれない。
重要なことが、もう一つある。
上司には、早く着いて、心を落ち着かせたいという気持ちがある。心を落ち着かせ、心を整理して、得意先との面談に臨みたいのだ。

 

どうだろう? わかっただろうか。
こんな上司を前にして、遅刻するなんていうことは、問答無用、一発でアウトである。
また、上司を待たせ、心配させておいて、時間ぎりぎりに息を弾ませ、汗を拭きながら、「着きました!」なんていう行為も失格である。
上司は心の中で「そんな状態で、どうやって、お客さんと面談できるの?」ときっと思っている。

 

この話は、「待ち合わせ時間に間に合えばいいじゃないか」と言われれば、そのとおりとしか答えようがないが、早めに着いて、心を落ち着かせる、心を整理するということは、ビジネスの世界では重要なことなのだ。
そんなときは、得意先ともいい話ができる。頭が巡る。
さらに、考えなくてはならないことがある。
それは、多くの場合、あなたが担当する得意先に「上司に行っていただいている」という事実である。
そのことも、けっして忘れてはならない。
そんな気持ちも含めて、上司より早く着いて上司を待ったらどうだろうか?
上司を「お疲れさまです」と言って迎えたらどうだろうか?
そんな気持ちがサラリーマン生活では、非常に大切なのだ。

 

蛇足になるかもしれないが、注意点を一つ言っておきたい。
かなり時間の余裕があるからといって、得意先に行く途中で昼食をとる場合がある。
ダメである。絶対にしてはいけない。
昼食をとるなら、得意先にいったん着いて、その近くで取ることである。
何が起きるかわからないからだ。
電車が急にストップしたり遅れる場合もあるし、食事が出るのが異常に遅いということもあるからである。
そのことが遅刻の原因になることが多いので、注意してもらいたい。

 

 

ポイント
①早く待ち合わせの場所に着くということはプロ意識の表れである。
②早く待ち合わせ場所に着くと、心を落ち着かせ、整理することができる。
頭が巡り、よい商談になることが多い。
③上司より早く着いて、上司を迎えるという気持ちは非常に大切である。

 

 

 

 

 

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