上司より早く待ち合わせ場所に到着する

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さあ、ここから、「上司との関係編」に入る。
サラリーマンにとって、上司との関係は絶大である。
なんといっても、1日を通して、1年を通して、上司と一緒にいる時間は気が遠くなるように長い。
もしかして、家族と過ごすよりも長いなんていう人がいるかもしれない。
そして、こんな中で、上司との関係がぎくしゃくしてしまったら、会社に行くのもつらくなる。憂鬱で憂鬱で仕方がなくなる。
実際、サラリーマンの悩みは、ここに集中するのではないだろうか。

 

ここでは、そうならないために、あなたと一緒に、様々な場面を思い浮かべながら考えていきたい。
ここから先の各テーマは、どれもシンプルな内容かもしれない。しかし、考えなくてはならないテーマでもある。
サクサクと進めていきたいので、よろしくお願いしたい。
上司との関係のキーワードは、「上司も人の子」である。

 

さて、最初のテーマは、「上司より早く待ち合わせ場所に到着する」である。
よく、「9時半に、××商事の1階のロビーだぞ」というように、上司と得意先等で、直接待ち合わせることがある。
あなたは、ちょっと早めにと思い、9時20分ごろに得意先に到着すると、すでに上司が待っていて、「おっ!」と軽くあなたに挨拶する。
あなたは、「早いな」と単純に思う。
そして、考えてみれば、毎回、毎回、上司の方が早く到着していることに気づく。

 

これは、サラリーマン社会では誰もが経験していることである。
あなたは、先ほど、「早いな」と感じた。
この「早いな」と思う気持ちは、あなたは、「上司は多分9時10分くらいに到着しているんだろうな」という推測があるからだろう。
しかし、実際は、もっともっと早い場合が多い。
ときどき、あなたは、「早いですね。何時ころ着きました?」と聞くことがある。
そうすると、上司は、決まって、「うん、うん、ちょっと早めに着いちゃった………」とはにかみながら言うことはないだろうか?
そんな場合は、きっと、あなたが想像する以上に早く着いているのである。

 

私ごとで恐縮だが、私は、こんな場合、たいがい1時間前には着いていた。
あなたは、「えっ? そんなに早く着いて、いったいどうするの?」と思うだろう。
私は、得意先の近くで、コーヒーを飲んだり、本屋に立ち寄ったり、付近をぶらぶら歩いていたのである。
そして、それでも時間を持て余したとき、「まあ、ちょっと早めでもいいか」と思い、得意先のロビーに足を運んだのである。
だから、あなたがよく見る光景のように、得意先のロビーで、部下を待つことになったのである。

 

こんなことを話すと、もしかして、あなたは、「ウチの上司は、そんなことないですよ。いつも私が先に着いてロビーに立っていると、『ご苦労さん、ご苦労さん』と言いながら、私の方に来ますよ」と言うかもしれない。
あるいは、「会社の偉い人は、たいがい時間ぎりぎりに車で駆けつけますよ」と言うかもしれない。
それは、その通りかもしれない。
しかし、あなたの上司は、早めに着いたので、コーヒーでも飲んで現れたのかもしれない。また、車で来るお偉いさんは、早く着きすぎたので、得意先の近くに車を止めておいて、「さあ、もういいか」と運転手さんに言って、現れたのかもしれない。
実際、そんなケースは非常に多いのである。
こんなことが多いということを、あなたの頭の隅に入れておいてもらいたい。

 

さて、何を言いたいかである。
上司の多くは、どんなことがあっても時間に遅れることだけは、絶対に避けているのである。
その意識が極めて強いから、早く着くのである。
得意先とのアポに遅れるなんていうことは、絶対に、自分が許せないのである。
俗な言葉で言うと、プロ意識が極めて強いのである。
そして、重要なことが、もう1つある。
それは、早く着いて、心を落ち着かせたいという気持ちである。心を落ち着かせ、整理して得意先との面談に臨みたいのである。

 

どうだろう? わかっただろうか。
こんな上司を前にして、遅刻するなんていうことは、問答無用一発で失格である。
また、上司を待たせて、心配させておいて、時間ぎりぎりに息を弾ませ、汗を拭きながら、「着きました!」なんて言う行為も失格である。
上司は心の中で、「そんな状態で、どうやって、お客さんと面談できるの?」ときっと思っている。

 

私は、異常なほど早く着けと言っているのではない。
確かに、「待ち合わせ時間に間に合えばいいじゃないか」と言われれば、その通りとしか答えようがないが、早めに着いて、心を落ち着かせる、心を整理させるということは、ビジネスの世界では重要なのである。
そんなときは、得意先とも、いい話ができるのである。頭が巡るのである。
そして、もう1つ、考えなくてはならないことがある。
それは、多くの場合、あなたが担当する得意先に、「上司に行っていただいている」という事実である。
ここも忘れてはならない。
そして、そんな気持ちも含めて、上司より早く着いて、上司を待ったらどうだろうか?
上司を、「お疲れさまです」と言って迎えたらどうだろうか?
そんな気持ちがサラリーマン生活の中では、非常に大切なのである。

 

蛇足になるかもしれないが、注意点を1つ言っておきたい。
かなり時間の余裕があるからといって、得意先に行く途中で昼食をとる場合がある。
ダメである。絶対にしてはいけない。
昼食を取るなら、得意先にいったん着いて、その近くで取ることである。
それは、何が起きるかわからないからである。
電車が急にストップする場合もある。食事が出るのが異常に遅いということもあるからである。
ここが遅刻の原因になることが多いので、注意してもらいたい。

 

 

ポイント
①早く待ち合わせの場所に着くということはプロ意識の表れである。
②早く待ち合わせ場所に着くと、心を落ち着かせ、整理することができる。
 頭が巡り、よい商談になることが多い。
③上司より早く着いて、上司を迎えるという気持ちは非常に大切である。

 

 

 

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