『No.1営業ウーマンの「朝3時起き」でトリプルハッピーに生きる本』

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No.1営業ウーマンの「朝3時起き」でトリプルハッピーに生きる本 No.1営業ウーマンの「朝3時起き」でトリプルハッピーに生きる本
森本 千賀子

幻冬舎 2012-11-09

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森本千賀子氏は2012年7月にNHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演していたので、彼女の名前にピンとくる人がいるかもしれない。
私は、「営業ウーマンを部下に持つマネージャー研修」の講演者に彼女の名前があったので知った。そして、著書に「朝3時起き………」という文字が目に止まり、「えっ?」と驚き、本書を手に取ったのである。
彼女は、多くの女性営業職向けの講師同様、リクルート出身である。リクルートエージェント(現リクルートキャリア)に入社し、リクルーティングアドバイザーとして活躍した。入社1年目にして営業成績1位、全社MVPを獲得している。

 

さて、本のタイトルに記載されている「トリプルハッピー」の意味は、「仕事、家庭、子育て」の3つをハッピーにするという意味であり、家庭を持ちながらビジネスで頑張っているワーキングマザーには役立つ内容だと思う。
多くの人は、「朝3時に起きて、いったい何をしているんだろう?」と素朴な疑問を持つかもしれない。
ちょっと、ここを紹介しておくと、
朝3時に起床して取りかかるのは家事である。その次に、子供の保育園や小学校に関する作業で、続いてその日の夕食の下準備とそれを済ませたら朝食の用意をする。
これらをひと通り終えたら、いよいよ仕事タイムに入り、メールチェックをし、お客さまにメールを打つという。続いてその日のTO DOの見直しをし、8時30分に家を出るらしい。
これが彼女流に「限られた時間をいかに有効に使うかということを考え抜いた末の『朝時間の戦略的活用』」なのである。
そして、これが彼女の「仕事人、妻、母といった『三つの自分』をしっかり生きるための主軸」なのである。
また、彼女は19時40分から22時までは、100%ママになるのである。

 

この「朝3時起き」がたっぷりと記載されているのが、第1章「『朝3時起き』で生産性が格段にアップする」であり、本は第2章「夢をかなえる環境作り」、第3章「トップ営業ウーマンの新規開拓術」、第4章「『あなたがいなければ困る』と言われる自己ブランド確立法、第5章「脳内の意識を変える、アファメーションカード活用術」、第6章「トリプルハッピーに生きるために」と展開していく。
この章の見出しがだいたいのこの本のイメージである。

 

さて、みなさんは、どのように思いますか?
おそらく大多数の人は、「朝3時というのはいかにもすごいが、この朝時間の活用はわからないでもない」と思うのではないだろうか。
本書も「朝は頭の回転も速く集中力も高い」と言い、「朝10時までに事務的な仕事の七割は済ませる」「朝型にすると仕事にも余裕を持ってのぞめる」「早朝メールは効果バツグン」と言っているのである。
私も、まさに、朝時間の重要性を再認識していたところである。きっと、この通りのことを実行したならば、1日が余裕を持ち、コア業務に専念できる姿が浮かんでくるのである。
また、ちょっとレベルが低くなるが、確かに朝早く目が覚めてしまい、そんなときに、少しでもなにかの用事を済ませるだけでも、一日が生き生きとした感じになる。「早起きは三文の得」みたいなな感覚を味わうことが、よくあるのである。
なにか、言っていることがよくわかるような気がするのである。みなさんは、どうだろうか?

 

しかし、彼女は並大抵の人ではないのも事実である。それは本書を読むとよくわかる。
彼女は、就職活動で200社ほど訪問し、入社式のその日に「とにかく一番を目指します。ダントツの一番を目指します」と宣言し、20代を「仕事がむしゃら期」であると同時に恋愛にもがむしゃらに突き進んだという。
なぜ、20代をがむしゃらに進んだかというと、「仮に出産して職場に復帰し、一時的に『10時~3時の時短でしか働けません。でも、この仕事がやりたいんです」と言ったときに会社側から『森本がいないと困るから、いいよ、好きにして』と言われる存在になっておく。そう言われるだけのバリューを自分に作っておけばいいんだ」と考えたからだという。そして、そのためには、「とことん突き抜けてバリューを発揮しよう、高い成果を出そうと決めました」(P81)と言っているのである。

 

正直、すごいと思いませんか? つまり、自分の目標、目的、生き方、ライフプランというものを彼女は強く持っていると言えます。「うらやましいな」と思うとともに、ちょっと、私は、「他の人はなかなか、彼女のようにはいかないだろうな……」とも思うのですが、みなさんは、どう思いますか?

 

次の箇所も大変参考になるので、紹介しておきます。

 

「私がいつも意識していることは、『誰を知っているか』ではなく、『誰に知られているか』ということ」(P96)

 

「ビジネスウーマンに必要なのは『切り替え力』」(P180見出し)
「家事、育児、仕事、いずれもハッピーに積み上げていくために、ビジネスウーマンに必要なのは、この『切り替え力』です」
*この「切り替え力」という言葉が大変参考になります。

 

「どんな小さなことでも感動したり、それだけで幸せを実感できる『感動力』のある人は、仕事の楽しみ方も知っています。
例えば、どこかにおもしろい仕事があるんじゃないかと探すのではなく、目の前の仕事をおもしろくしていく。そういう工夫力がある。楽しいことを求めるのではなく、今、していることを楽しんでしまう」(P202)

 

「『女子力』をアドバンテージにする」(P209見出し)
「まずは『強さ』ではなく、『しなやかさ』を身につける。特に女性の人生は変化の連続です。どうしたって出産や子育ていったライフイベント、あるいは時代の流れに影響されやすい。そんな中でも、『私はこうありたい!』という信念を持ち、『自分軸』を大事にしながら、適度に周囲に順応するように色や形を変えていく。そんな『強さ』ではなく『しなやかさ』を身につけた生き方を追求してみましょう」(P209~)

 

私は、この最後の部分が、彼女が一生懸命に頑張った末につかみ取ったものではないかというような気がしてならないのである。

 

 

 

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