『「原因」と「結果」の法則』

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「原因」と「結果」の法則 「原因」と「結果」の法則
ジェームズ アレン James Allen

サンマーク出版 2003-04

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あまりにも有名な本である。おそらく本のタイトルから多くのビジネスマンも読んでいるのではないだろうか。
まず本のイメージを説明すると、95ページからなる冊子と考えていただきたい。
従って、ビジネス書の類では決してなく、思想書の類であることをあらかじめ了承されておいた方がいいと思う。

 

私は、この本の中身は、この本のタイトルの間に書かれた「AS A MAN THIKETH」という副題(?)に集約されていると考えている。
おそらく、この本を読んだ人は、この「AS A MAN THINKETH」に必ず目が行ったと思う。
ところが、私もそうだが、thinkethという単語に出会ったことがないから、?と思った人が多いと多いのではないだろうか。
このタイトルについては、インターネットで検索すると色々載っているので参考にされればよいと思う。
結論から言うと、このthinkethは三人称単数現在の古い形である。動詞のthinkと考えてもらえばいい。
インターネットで調べるとこの言葉は、「考えた通りに」「男考えるように」などと訳されている。
私は英語が得意の方ではないが、前者の「考えた通りに」の方が断然いいと思う。
この場合のasは様態を示すasである。
私はこう訳したい。「人が思うとおりに」と、そして、「人は自分が思うとおりに生きる」と訳したいのである。
これが極論すると、本の中身だと思うからである。

 

この本は「はじめに」でこう言っている。
「自分こそが自分の人生の創り手である」
そして、この表現の2行あとで、「私たちは、自分自身が選び、めぐらしている思いによって、自分の人生を創り上げています』と言い替えている。
これが、この本の言いたいことの凝縮であると思う。

 

前出の言葉を、また次のようにも言っている。
「人間は思いの主人であり、人格の創作者であり、環境と運命の設計者である」(P16)
そして、この「環境」についてこう言っている。
「外側の世界である環境は、心という内側の世界に合わせて形づくられます」(P24)
さらに、「環境」についてこう言っている。
「人々の多くは、環境を改善することには、とても意欲的ですが、自分自身を改善することには、ひどく消極的です」(P28)

 

「私たちは、良い結果に狙いを定めながらも、その結果と調和しない思いをめぐらすことによって、その達成をみずから妨害しつづける傾向にある」(P31)

 

そして、この本の着目すべきは「目標」と「成功」について述べていることである。
「思いと目標が結びつかないかぎり、価値ある物事の達成は不可能です」(P53)

 

「……その目標に集中して向け、意欲的に達成をめざすべきです」

 

「自分をコントロールする能力を磨くことこそが、自分を強化する最善の策なのです」(P54)

 

「大きな目標を発見できないでいる人は、とりあえず、目の前にある自分がやるべきことに、自分の思いを集中して向けるべきです」(P55)

 

「どんなに弱い人間も、自分自身の弱さを知り、『強さは持続的な鍛錬によってのみ開発される』という真実を信じたときから、奮闘、努力を開始します」(P55)
「私たちは、犠牲を払うことなくしては、いかなる進歩も成功も望めません。私たちの成功は、私たちがその達成をどれだけ強く決意し、その計画の上にいかに強く心を固定するかに加えて、自分の欲望をどれだけ犠牲にできるかにかかっています」(P65)

 

「あらゆる種類の価値ある達成が、努力と思いによってもたらされる王冠です」(P66)

 

「人間は、もし成功を願うならば、それ相当の自己犠牲を払わなくてはなりません。大きな成功を願うならば、大きな自己犠牲を、この上なく大きな成功を願うならば、この上なく大きな自己犠牲を払わなくてはならないのです」(P67)

 

「人間が達成するあらゆる成功が努力の結果です。そして、努力の大きさによって結果の大小が決定します」(P79)

 

「穏やかな心」について

 

「穏やかな心は、この上なく美しい知恵の宝石です。それは自己コントロールの長く粘り強い努力の結果です」(P83)

 

「この上なく穏やかな心は、この上なく強い心です」(P84)

 

どうでしょうか? 抜粋した箇所から、この本の内容の大枠をご理解いただけたのではないかと思います。
なかなか上手くは表現できませんが、自分の内側にある思いが、自分の外側に出るものが環境である、しかし、人は環境を変える方に向かいがちだが、内側にある思いというものを変えない限り、環境は決して変わらない、
そしてその思いを実現するためには、強い自己コントロールが必要となる。
ということが大約ではないかと思います。

 

私が着目しているのは、この本が「成功」について述べていることです。
成功、あるいは成功法則については、みなさんも多くのビジネス書で読んでいることと思います。
しかし、この本で言っていることはシンプルです。かいつまんで言うと、成功は努力と自己犠牲(これを自己コントロールと言い換えてもいいかもしれませんが)によって達成される。その大きさも、それに比例すると言っているのです。
すごく、わかりやすいというよりは、「やはり、そういうことだとなのか」と思う人も多いのではないでしょうか。

 

 

 

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