2024.09.11更新
男性の上司は部下の女性から意見が出たとき、つい同感できるかどうかという物差しで聞いてしまう。
共感することが大事とわかっていても苦手なのだ。
男性の上司は、自分が同感できるもので、かつ具体策が思い浮かべるものは、女性の部下の意見を基に解決策を講じるかもしれない。
しかし自分が同感できないとき、具体策をイメージできないときは、ただ単に話を聞くにとどまってしまう。
それでは理解し合えない。
発展的関係にならないのだ。
さて、どうするかだ。
一つには、現在の会社や職場の状況などを、普段からよく女性の部下にも話しておくことが必要だ。
女性はものごとの道理や仕組みといったものを大事にし、ひとたびその道理や仕組みがわかると、ものすごいパワーを発揮するからだ。
(『企業で働く 営業女子が輝く35のヒント』から)
日頃から理解し合える状況を作っておくということだ。
もう一つの方法は、あることに意見を言った女性の部下には、いっそのこと、その仕事を任せてしまうという手がある。
それは、けっして女性に限ることではないが、多くの女性の部下は「やらされ感」を強く持っている。
そんな「やらされ感」を持った女性の部下が、実際にやってみて、出てきた意見であることに着目する必要がある。
それならば、いっそのこと、実際にやってみた女性の意見を尊重し、思い切って任せてみるという方法は最も効果的だ。
そうすれば、女性の部下は当事者となり、責任者となることから、「やらされ感」はなくなり、女性特有の責任感でシッカリと意見した業務の改善を図り、仕事をやり遂げるのではないかと思う。
思い切って任せてしまう
会社社会での不満は、女性に限らず、自分が当事者になっているかどうかという側面が大きい。
しかし、自分が当事者になれば、不満どころではなくなるはずだし、やらされ感もなくなる。
これからの時代、女性にどんどん当事者に、責任者にもってもらえば、必ず組織は躍進する。
女性が成功体験を積み重ねていけば、組織は強くなる。
女性の働きがいにもつながっていく。
女性の部下は扱いにくい、気をつけることは何かと考えるより、いかに当事者に、いかに責任者になってもらうかが大事だ。
綾小路 亜也
『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』
女性の部下には無理に共感するよりも、任せてみる から
関連記事:困った部下には?
こっそり読まれ続けています
『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』
本の目次スマホで読む方法
◆新百合ヶ丘総合研究所の出世を現実につかむ本
出世するビジネスマナー
「出世しぐさ」のすすめ
※「出世しぐさ」は商標登録されました。
エリートの弱点を突く!
エリート社員に打ち勝つ! あなただけの出世術
新しい出世術
コロナ後の「たった一つの出世の掟」
◆新百合ヶ丘総合研究所のキャリアアップを実現する本のシリーズ
印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方
◆メルマガ「出世塾」の情報
(まずは発刊内容をご欄ください)
https://shinyuri-souken.com/?p=28756
◆キャリア理論の本紹介
https://shinyuri-souken.com/?page_id=41933
出世は「構え方」で決まります
◆新百合ヶ丘総合研究所の出世四部作