2026.10.20更新
経営企画部や営業推進部などにいるエリートに「かなわない」と思うのは、「言葉」で負けているからです。彼らの独特の表現に怯むのです。

彼らは、
「ちょっと直球ですね」といった言葉を使います。
言葉自体、何の変哲もありませんが、
「ちょっとストレートですね」と言っていません。
「ちょっと直球ですよね」とも言っていません。
「ですよね」を「ですね」にしているのです。
「おっと、直球で来ましたか」くらいのニュアンスです。
また、ある部署の中心人物を、
「ど真ん中にいる人」と表現します。
たしかに、「Aさんは○○部では中心的存在で、影響力があり、彼の発言にはみんなが従う」といった表現より、
「ど真ん中にいる人」と表現した方が、Aさんの存在が実感できるし野暮臭くもありません。
こんな言葉を、私たちは使いません。
また「話し方の本」にも出てきません。
そして、彼らの間で、
「早くスキームを示せよ」
「それは君のマターじゃない」
といった言葉が自然に飛び交っています。
そんな言葉を使う彼らに、私たちは気後れするのです。

そんな彼らに、私たちは表現力で追いつこうと努めます。
しかし、それは難しいことです。
彼らが使う言葉は、彼らが打ち合わせや調整、コミュニケーションを重ねた結果、生まれてきた言葉だからです。
では、「言葉で負けない」とはどういうことでしょうか?
『エリート社員に打ち勝つ! あなただけの出世術』は、自分だけが知った情報を話すことだと言います。
それは、現場情報です。
それなら負けるはずはありません。
会社は表現力が巧みになることを求めているわけではありません。
会社にとって有益な情報を求めています。
その多くは現場に詰まっています。
実際、表現力が巧みでない人が、出世した例は枚挙にいとまがありません。
私自身、サラリーマン生活のなかで、実際に見てきました。
その人たちは、現場情報を丁寧に会社に伝えた人でした。
綾小路 亜也
会社が知りたい情報は?

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