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『「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』

著者は「職場の無礼」を研究することに人生を捧げてきた。
では、無礼の反対はなんだろう? それは礼儀正しいということではない。無礼でないにすぎないのだ。
そうすると、礼儀正しいということはどういうことなのだろうか?
私たちは礼儀正しいという言葉をよく使うわりに、それがどのような状態なのかよくわかっていない。

 

ここはこの本の力を借りよう。
著者は「礼節ある人とみなされるためには、他人を尊重し、品位を感じさせる丁寧で親切な態度で、周囲の人たちの気分を良くしなければならない」という。
具体的にいうと、「人に感謝する、人の話をよく聞く、わからないことは謙虚に人に尋ねる、他人の良さを認める、成果を独り占めせずに分かち合う。笑顔を絶やさない」といったことを指す。

 

そして、礼節ある人は、仕事が得やすく、幅広い人脈が築け、出世の可能性が高まるという。
考えてみると当然のような気がするが、ストンと腹落ちするには、この本の次の記述が役立つだろう。
他人の印象を左右する行動特性は、ほぼ90%、「温かさ」と「有能さ」である。
調査で判明したことは、人間が一貫して、まず相手がどれだけ有能かより、どのくらい温かいかを知ろうとすることである。

 

このことは、まさに当たっているのではないだろうか。
私たちも、人と初めて会ったとき、「有能さ」よりも、人としての「温かさ」を感じさせる人に好感を覚えるからである。
そして、その「温かさ」を感じさせる人が礼節ある人なのだ。
著者は礼節ある人になるための3原則を挙げている。
それは、笑顔を絶やさない、相手を尊重する、人の話に耳を傾けるである。

 

そのうえで、著者はワンランク上の礼節を身に付けるための5つの心得を示している。
5つの心得とは、

・与える人になる
・成果を共有する
・褒め上手な人になる
・フィードバック上手になる
・意義を共有する

である。

 

本中、興味深い調査結果が載っている。
今、望ましいとされるリーダーは、「気配り」「優しさ」「思いやり」の資質を持ったリーダーだという。
このことは何を意味するのだろうか?
相手を尊重し、敬意ある態度で接するということではないだろうか。
これこそが、礼節ある人の根幹をなすものだと思う。

 

個人にスポットを当てて本の一部を紹介したが、この本には、無礼な態度の横行する会社が、そうでない会社に比べ、どのくらいの金銭的損失を被っているかについても記載されている。組織として礼節ある態度を考える材料も提供している。

 

 

 

本の紹介ページ(Amazon)
Think CIVILITY(シンク シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

 

目次

はじめに 礼節は最強の武器になる

第1部 なぜ礼節ある人は得をするのか

第1章 無礼な人が増えた根本理由

第2章 無礼な人がもたらす5つの費用

第3章 礼節がもたらす5つのメリット

第4章 無礼は無礼を生み、礼節は礼節を生む

 

第2部 あなたの礼節を高めるメソッド

第5章 あなたの礼節をチェックしよう

第6章 礼節ある人が守る3つの原則

第7章 無意識の偏見を取り除こう

第8章 ワンランク上の礼節を身に付けるための5つの心得

第9章 礼節あるメールの作法を身に付ける

 

第3部 礼節ある会社になる4つのステップ

第10章 礼節ある人を見極める採用システムを作る

第11章 礼節を高めるコーチングを取り入れる

第12章 誤った評価システムを改善する

第13章 無礼な社員とどう向き合うか

 

第4部 無礼な人に狙われた場合の対処法

第14章 無礼な人から身を守る方法

おわりに あなたはどういう人間になりたいか

 

 

 

 

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2019年11月23日